小学館ルルル文庫 姫の華麗なる奴隷生活

宇津田 晴【著】

小学館（2015/08発売）

• サイズ 文庫判／ページ数 254p／高さ 15cm
• 商品コード 9784094523089
• NDC分類 913.6
• Cコード C0193

出版社内容情報

元傭兵の王女が死神皇子への貢ぎ物に！？

傭兵団のワイルドな男たちに育てられた、拾われ子の少女アメリア。いまやすっかりたくましくなって、「金目の子虎」という二つ名も持つ腕ききの傭兵として名を知られるように。
そんなある日、アメリアは自分の出生にまつわる、とんでもない真実を告げられる！ アメリアの正体は、十五年前に帝国から侵略された際に行方知れずとなった、グリーフ王国の王女だったのだ!!
自分の王国がいまでも帝国からひどい扱いを受けていると聞いたアメリアは、怒りを燃やし、帝国を全力でぶち壊そうと決意。貢ぎ物王女として、みずから帝国へと乗り込んでいく。
向かった帝国で、大罪によって皇位継承権を剥奪されたという悪名高い皇子ウイリアムの「首輪つき」＝奴隷となったアメリア。だが、残忍な死神皇子と呼ばれるウイリアムは野望を抱えていた。ウイリアムの真意に気づいたアメリアは、仲間としてともに手を取り、帝国の政権簒奪を計画！
ところが、ウイリアムがふいに見せる男らしい色気に、なぜか胸がときめいてしまい…!?
甘い恋と野望が渦巻くラブコメ・ファンタジー！

宇津田 晴［ウツタ セイ］
著・文・その他

高星 麻子［タカボシ アサコ］
イラスト

内容説明

赤ん坊のころ傭兵団に拾われ、ワイルドに育てられたアメリア。ある日、自分の正体が行方知れずだったグリーフ王国の王女だと知り、びっくり！兄王から帝国の横暴と自国の危機を聞いたアメリアは、正義の怒りを燃やし、帝国をぶち壊そうと決意する。みずから「貢ぎ物の王女」として帝国に乗り込むアメリアだが、皇位継承権を剥奪された悪名高い“死神皇子”ウイリアムが「飼い主」に決まって…！？甘い恋と野望うずまく宮廷ラブコメ・ファンタジー！

著者等紹介

宇津田晴［ウツタセイ］
宮城県仙台市出身。第１回小学館ライトノベル大賞ルルル文庫部門佳作を受賞し、デビュー（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

[よっち]

王国を侵略された際に行方不明となり、傭兵団の男たちに育てられていた元傭兵の王女・アメリアが、王国のために帝国を全力でぶち壊そうと決意。貢ぎ物王女として、みずから帝国へと乗り込んでいく物語。破天荒な性格ながら意外に乙女な部分もあるアメリアと、残忍な死神皇子と呼ばれるウイリアムの運命的な出会い。ウイリアムの真意に気づいたアメリアが相棒となって目的に向けて頑張る展開は、最初があんな出会い方だっただけに、お互いを見る目がだんだん変わっていく過程がなかなか楽しかったです。ここからどうなってゆくのか続編にも期待です。

2015/11/27

[ぐっち]

傭兵姫と死神演技皇子のバディが良すぎます。「私、期待しちゃいますよ？」の流れが楽しいです。対して皇帝の前での演技は、病み方が全然足りず、ばれるのでは？とハラハラしちゃいました。全然甘いと思うのですが、あとがきで「人気が出たら糖分ましましの続編が！」とあるので、ましましの続編希望です！アンコール、アンコール！皇帝の横暴さもほっておけないしね。死神演技皇子もいいのですが、今のところ父虎のほうが好み。続編があったら２人とも頑張ってほしいです。

2015/08/29

[ダージリン]

飼い主が第三皇子ウイリアムで本当に良かったよ～！それ以外はありえない（涙）。ヒロインのアメリアは「金目の子虎」という二つ名を持つ、元傭兵ということでたのもしい、そしてウイリアムが死神皇子としてふるまう時とふだんとの落差にどきどき（笑）。十分甘かったですよ。続きをぜひお願いします。親虎さんも渋くて素敵なので、活躍待ってます♪

2015/08/30

[ぐっち]

元傭兵ヒロインと死神王子という暴れん坊カップルで楽しかったです。ラブ度ましましの続編も構想があったっぽいけど、続きは出ないのかな～？

2017/05/13

[幸音]

元傭兵の王女で貢ぎ物にされたアメリアと、飼い主の皇子ウイリアム。確かに今までの作品と比べると糖度少ないかもしれないけど、それは背景がしっかり作り込まれているから。「飼い主と大使」の表向きの言動はやっぱり甘い。自覚前も自覚後もウイリアム視点ににやにやしっぱなし。口紅塗るシーンやアメリアの存在に安心を覚えていく過程が好き。アメリアも、考えるのは苦手だけど、相棒であるウイリアムの期待に応えるべく、頭で考えて成長していく姿勢が好感持てる。元は育ちの良いらしい養父タイガーがかっこいい。シリーズ化しますように。

2015/10/03