内容説明
ヒッタイト帝国第３皇子カイル・ムルシリ１４歳・春。帝国の西方、同盟国アルザワと海洋都市国家クズルギュル間で交易航路の制海権をめぐる戦いがはじまる。帝国元老院会議ではアルザワに援軍を送ることが決まり、タワナアンナ・ナキア皇妃の画策でカイルがその遠征軍を率いることとなった…。壮大なスケールでお送りする、歴史ファンタジー。大人気まんがの外伝がノベライズ。
著者等紹介
篠原千絵［シノハラチエ］
漫画家。神奈川県出身。代表作『闇のパープル・アイ』で第３２回、『天は赤い河のほとり』で第４６回小学館漫画賞を受賞する。ファンタジー、ミステリーなど幅広いジャンルで大活躍（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
まるる
24
スピンオフ。ミッタンナムワ編。素直に読み進めていき、え？まさか？そんなはず…。えええええええええええ？！ミッターン!!!って感じでした。2014/10/28
かおりんご
21
小説。ミッタンナムワ編。こういう経緯でミッタンナムワが坊主になったというのが、よく分かりました。どんどんお供が増えて、いい感じ。元祖ミッタンナムワは、ちょっと切ない。カイル殿下にとっていい師だったのに。2019/03/12
コニコ@共楽
18
外伝も4冊目。今度はどの家臣が出てくるか、まるで鬼退治の桃太郎みたいに家来が増えていくのが面白いですね。本編漫画に登場する頑強なミッタンナムワが見目麗しい美少年だったとは驚きでした。もちろん、元祖ミッタンナムワに憧れて相当鍛えたんでしょうけど。本編に度々出てくる蓮池は、カイルが心置きなく寛げる談話室に面したものだったことがこの巻でわかりました。ちょっとした細部も描かれているのが発見できて嬉しくなります。副題は「眉月」。少しずつ闇を照らす月が明るくなっていくようです。2023/05/08
綾乃
10
スピンオフ･ミッタンナムワ編。 アルザワでの暴動を収めるため西岸派遣軍の司令官となったカイルが、暴動を指揮する旧師のミッタンナムワと彼を慕うアレクシス少年と出会う今回。 ナキア皇妃と黒衣の神官の暗躍が本格化し、ナキア皇妃を糾弾する証拠をまたしても失うのだが、それよりもミッタンナムワ･アレクシス･イシュラウィア姫に関心がいってしまった。 ミッタン。金髪ロン毛(縦ロール)だったの何かで読んで知ってたけど紅顔の美少年からの本編、別人すぎでしょ(笑)2023/04/11
johnta_rou
10
ナキア皇妃の思惑により、西海派遣軍総司令官の任を拝命したカイル皇子。カッシュが当然のようにカイルの側にいるのが嬉しい(^^)親衛隊長を自任、真っ直ぐな男よのぅ///旧師ミッタンナムワと相対するカイルに魔が迫る。ミッタンナムワとイシュラウィア姫とクラリッサ、みんな切ない。本編のミッタンナムワにそんな秘密があったとは！(思わず本編のミッタンナムワを探してしまったw)ラストはルサファかな？2016/07/13
