出版社内容情報
魔人の真の目的が軍と結び、『人喰い兵士』を作ることだと知った桐子は最後の決戦に向かう! シリーズ完結編。初版のみ、書き下ろし作品を、主人公に超人気声優を起用した20分の超豪華ドラマにしてCDに収録。
霜島 ケイ[シモジマ ケイ]
著・文・その他
也[ナリ]
イラスト
内容説明
『人喰い』の予告が届いた。「見せ物としては最後の『人喰い』でこれからは本来の目的に使う」との知らせであった。西洋魔術でいう錬金術が完成し、バケモノを兵士として使う目処がたったというのか?なんとしても阻止せねばならない、そのためにまずは魔人を倒す。しかし相手が軍部と組んでいる以上、軍部と衝突は避けたい。そこで魔との最終決戦を前に桐子が考えた手段とは?!シリーズ完結編。
著者等紹介
霜島ケイ[シモジマケイ]
大阪生まれ。東京女子大学短期大学部英語科卒業。1990年「出てこい!ユーレイ三兄弟」(朝日ソノラマ刊)でデビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
kagetrasama-aoi(葵・橘)
34
「封殺鬼シリーズ・新章」「鵺子ドリ鳴イタ」第五巻。西洋魔術と錬金術(+日本陸軍)vs.日本の古式ゆかしい陰陽道の決着、読み応えのある結末でした。聖の戦いぶりも堪能出来たし(*^^*)。志郎の魅力(?)も炸裂してましたし!最後の一頁が嬉しかったです。(知ってましたけど。)2021/12/05
そのぼん
19
遂に最終巻でした。『魔人』との対決も終わりましたが、彼らの最後は切なかったです。2012/11/22
ときわ
10
1~5巻まとめて。昔読んで面白かった本がまた面白く読めるか?を最近やってる。このシリーズは現代編(と言っても書かれた当時の現代)より、こっちの過去編の方が面白かった記憶がある。やっぱり鬼や妖怪が似合うのは戦前だろう。太平洋戦争に突入する直前の、混沌とした時代が背景のこの話は面白くて5冊一気に読んだ。まともな子供時代を送れなかった桐子と二人の鬼。主従関係でない関係を結ぶことが出来たのはお互いにとって良かった。そして鬼ではなく人間(やや変わってはいるが)の志郎とのこれからも喜ばしい。2022/08/18
つみき
8
とても面白かったです。この一言に尽きてもいいんじゃないですかね。尽きないんですけど。蒼が無事で本当に何よりでした。すごく嬉しかったです……でも、乙夜が好きだっただけに、残念です……ただ認めて欲しかっただけなのにね。それだけのことが、難しかったんだね。 ついてきていたドラマCDがほのぼのと何だかとても和みました。これいいなぁ……2011/12/06
み~くま
4
ついに、魔人との対決に終止符が打たれました。でも・・・最後の最後まで、私は乙夜と真明を憎みきれなかったなぁ~(TωT) もしこの世に「転生」があるのなら、今度こそ幸せな人生を歩んで欲しいです。次第に信頼関係を築き始めた桐子と志郎。この二人にも幸せになって欲しいなぁ~(///∇//)2011/09/23