内容説明
グランドリュン王家に仕える騎士の名門「チェインバース伯爵家」。末娘として生まれたレティーシュは、騎士である三人の兄たちに囲まれて平和な日々を送っていた。それぞれ容姿端麗でデキのよい兄たちに比べ、平凡な自分を嘆いていたある日。運命の出会いと真実を知る時が訪れる。突然襲撃された城で、レティに知らされた真実とは―!?銀の髪の王家と騎士たちが織りなすドラマチック・ファンタジー堂々開幕。
著者等紹介
榎木洋子[エノキヨウコ]
1990年にコバルト文庫で作家デビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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らじこ
10
設定や展開は王道だけど、初っぱなからとんとん拍子で怒濤の展開に、というのは驚きだ。駆け下るかのように物語が進展し、王女の正体、自分の立場などが次々と暴かれていく。優しい兄たちに守られながら懸命に今できることを為し、ゆっくりと自分の役割や進むべき道を自覚していくレティに好感が持てるし可愛い。戦ででしゃばりすぎないバランスのいい判断力もよかった。結賀さとるさんのイラストも沢山味わえる今作はお得感もあり、安定感のある物語で安心して読めた。けれどさらさらと読める代わりになんだか物足りなくも感じた。うーん…。2013/04/30
ミド
6
コバルト以外でも書いていたんだといまさら読んでみた。さすが剣と魔法の国の話は安定している。カラー口絵も多くてまだまだ少女小説に勢いがあった時代を感じる。4人も騎士がついているけれど恋愛感情をもつとしたら下2人?兄妹のまま終わってしまうのか。本命はエドウィーかな。敵側だけど、残念な母親を持って困っている息子感が出ていてなんかいい。2017/07/29
もみち
6
【図書館】王女を守る騎士一家の話。特段に「面白い!」ということはない。姫だの王女だので、チヤホヤされるのかと思ったら、以前と変わらない距離感でよかった。ということで、恋愛要素はなさそう。2017/02/13
みとん
5
『影の王国』シリーズが好きだったから購入してた。読メ登録前に読んだらしいが、記憶になかった(笑)どちらにせよ、シリーズ最後までは読んでなかったと思うので、本棚整理の機会に。内容はよくある「実は私が王女だった」的な。兄妹として育った騎士の家系のイケメンお兄さんズ(そのうちの1人が魔法で姿を変えて王女の影武者)に守られ、国王の座を奪おうと城を占拠した王家血筋の罪人と戦うらしい。魔女の力を持った国母気取りのおばさんと鬼畜な将軍。強敵そう。おと婚約者いるけど、逆ハーレム感すごいので、アンジェラの息子もありえそう。2020/03/23
ru_flow
3
再読。絵が素晴らしかー…。結賀さとるさんの絵はとても好きです。ストーリーはまだまだこれから。王道なだけにちょっと安心して読めます。2011/08/05