内容説明
“旧世界”を破壊した天変地異を生き延びた人々を、“委員会”が統率する時代。そんな世界で日々を過ごす少女エルスペスは、“旧世界”の毒に犯された突然変異“ミスフィット”の疑いを受け、特別な収容施設・オバーニュウティンに送られてしまう。実際に他人にはない不思議な力を持つエルスペスは、そこで心を許せる友だちと出会い、さらには恐るべき陰謀に立ち向かうことに…。
著者等紹介
カーモディー,イゾベル[カーモディー,イゾベル][Carmody,Isobelle]
オーストラリア、ビクトリア州生まれ。オーストラリアのヤングアダルト・SF・ファンタジー界を代表する作家のひとりである
東川えり[ヒガシカワエリ]
翻訳家。お茶の水女子大学卒(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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イル
1
能力の説明が最初あまりなく、ドンと使ったところだけ出てきたので、ちょっと物足りないなぁと思いました。 ストーリー展開や設定自体はとても面白いと思いました。2014/08/25
みか
1
★★★★☆ <グレートホワイト>と呼ばれる放射能汚染の大災害ののち、<混乱の時>を経て、残された人々は<委員会>に支配されるようになった。しかし、無事だった人々も汚染の影響を免れず、突然変異を持って生まれた者は火あぶりにされた。そんな中、見た目には分からない異常を持つ<不適者(ミスフィット)>、超能力を持つ子供が生まれ、委員会は彼らをオバーニュウティンに送り込んでいた。主人公の少女、エルスペスは自分の能力を隠していたが、見破られ山に送られる。SFとしては定番かもしれないが面白い。続編翻訳希望!2013/04/14
灯花
0
★★★☆☆2011/07/03
lethe
0
読み始めはイラストの軽さもあって正直あまり期待していなかった。でも中身はちゃんとしたジュブナイル(ファンタジー+SF+超能力もの)だった。元の本は結構続きが出てるみたいだけど、ルルル文庫じゃ続刊はないだろうな。ちょっと残念2011/03/30
雨蛙
0
あまり期待せずに読み始めたところ、緊迫感の連続でなかなか引き込まれて読みました。これから主人公たちの異能を生かしてミスフィットたちの生きていける場所をつくったり委員会と対決したりと、活躍していくのだろうけれど、続編の翻訳は出ていないのか。2009/10/09