内容説明
育ての母、ヒンティの死に疑惑を感じたザナンザ皇子は兄・カイルに訴えるがカイルは動こうとはしない。そこでザナンザは自ら調査を始め、次期皇妃を狙う神官・ナキアの陰謀に辿り着くが…。超ヒットコミックス『天は赤い河のほとり』古代ヒッタイト帝国の創世記を作者自身が書き下ろしたオリジナルストーリー。若き日のカイルとザナンザの夢と兄弟愛の行方は…。
著者等紹介
篠原千絵[シノハラチエ]
漫画家。神奈川県出身。2月15日生まれ。代表作『闇のパープル・アイ』で第32回、『天は赤い河のほとり』で第46回小学館漫画賞を受賞する。ファンタジー、ミステリーなど幅広いジャンルで大活躍(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
かおりんご
25
小説。後半戦。このときから、ユーリの出現は予言されていたのですね。とりあえず、ひと段落。打倒ナキア皇后には、まだまだ時間がかかります。ザナンザ殿下が、独り立ちできて、よかった。ザナンザ殿下の成長物語。2019/03/10
まるる
20
カイル14歳だよね?一国の皇帝になる人は子供の頃からスゴイんだなぁ。ザナンザくん少しは逞しくなったようで良かった。2014/10/20
johnta_rou
15
外伝続編。ザナンザ皇子の身柄と証拠の隠滅が交わされ、ナキア妃は自身の思惑通り正妃・皇妃(タワナアンナ)として立皇してしまう。彼女のねっとりが恐ろしい(´д`|||)ナキア皇妃の陰謀によりカネシュの暴動鎮圧に向かったカイル皇子。一方、ザナンザ皇子はナキア皇妃の証拠探しに動く。「カイル殿下と肩を並べる帝国の双璧に…」カトゥワーっ!ザナンザ皇子が双璧として踏み出した大きな一歩に拍手!!ラストでちょっぴりカッシュ登場!懐かしくてコミック全巻読んでしまったw2016/06/05
ちゃちゃ
11
結末は分かっていても,やっぱりどきどきしてしまいますなあ。みんな頑張ってる。皇妃は頑張りすぎ・・・。2014/01/26
綾乃
10
シリーズ2冊目。 ヒンティ暗殺の証拠と側近の神官の存在に近づき、囚われの身となったザナンザを助けるため証拠を失ってしまったカイル達。 さらに次の皇妃と目されていたカイルの叔母・シャリアが暗殺の疑いをかけられ自死、ナキアが3人目の皇妃として立后、その直後に主要都市カネシュでの暴動の鎮圧にカイルとザナンザが向かうこととなった今回。 カイルの機転はさすがと思うが、常に後ろに控えていたザナンザが側近の死や兄を知事にしないため、カネシュ知事として奮い立つ姿が印象的だった。 ラストに後の3隊長・カッシュが登場。2023/02/14