ガガガ文庫 結婚が前提のラブコメ〈３〉

栗ノ原 草介【著】

小学館（2020/11発売）

• サイズ 文庫判／ページ数 287p／高さ 15cm
• 商品コード 9784094518719
• NDC分類 913.6
• Cコード C0193

出版社内容情報

仕事と結婚、どっちが大事？

“結婚できない人を結婚させる仲人”、白城縁太郎は今日も婚活女子のサポートに奔走している。

牡丹と駿河野が、すれ違いの末に別れてしまった！
ふたりの間には、婚活における大きなジレンマ――「仕事と結婚」問題が横たわっていた。

頭を抱える縁太郎だったが、そんな彼のもとにも“婚活話”が持ち上がる。

相手は、京の呉服屋の娘。
結婚の条件は――いまの仕事を辞め、婿養子として家業を継ぐこと。

そう、縁太郎もまた、牡丹と同じ問題に直面することになったのだ。

悩む縁太郎。迷走を始める牡丹。
そして、彼の縁談を聞いて、気が気ではない二人が動きだし……？

ぜったい結婚したい系婚活ラブコメ、第3幕。
これはきっと、あなたとも“無縁ではない”物語。

内容説明

牡丹と駿河野が、すれ違いの末に別れてしまった！そこには婚活における大きなジレンマ―“仕事と結婚”問題があった。頭を抱える縁太郎だったが、そんな彼のもとにも婚活話が持ち上がる。相手は、京の呉服屋の娘。結婚の条件は―いまの仕事を辞め、婿養子として家業を継ぐこと。縁太郎もまた、牡丹と同じ問題に直面することになったのだ。そして、彼の縁談を聞いて、気が気ではない二人が動きだし…？ぜったい結婚したい系婚活ラブコメ、第３幕。これはきっと、あなたとも“無縁ではない”物語。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

[海猫]

3巻のテーマは「仕事と結婚」ということで、今回のメインヒロインはエロ漫画家の葉桜牡丹。プロ仲人の縁太郎までもお見合いすることになり、それぞれに仕事か？結婚か？の決断を迫られる。仕事に真摯なだけにジレンマを抱えるという重めの展開が入るけれど、話運びがキビキビとして先が気になるよう読ませるので、たいへん面白い。巻を追うごとに「婚活」という題材が深く掘り下げられて、内容は発展的に広がってくるしで、着実にシリーズが成長した手応えを感じる。結婚は「前提」で求めるものは「幸せ」という姿勢が、一貫していて気持ちが良い。

2020/11/27

[ナギ]

牡丹巻。仕事と婚活そしてその先の結婚生活の両立は難しい。カレンと結衣は縁太郎へのアプローチを開始するが……というお話。縁太郎は鈍感過ぎますが仕事上許されるかな。と。これが男子高校生だったら鈍感にも程がある！と書いていたでしょう。牡丹は復縁ワンチャンあるんじゃないか？と思ってるんですがどうなんでしょ。縁太郎に矢印が向き過ぎると今度は終わらせるの大変ですが、どうするんでしょう。楽しみです。

2022/11/15

[よっち]

牡丹と駿河野がすれ違いの末に別れてしまう原因となった、婚活における大きなジレンマ「仕事と結婚」問題。縁太郎が頭を抱える中、そんな彼のもとにも婚活話が持ち上がる第三弾。直感で仕事を優先してしまう牡丹の仕事と結婚。縁太郎に意識してもらおうとアプローチするカレンと結衣、お見合い話で自らもまた牡丹と同じ問題に直面する縁太郎。ヒロインたちを空回りさせる彼の鈍感ぶりには苦笑いするしかなかったですけど、仲人として奔走する彼の姿勢を思えばこれもまた必然の結末で、ヒロインたちの動向次第ではますます混戦模様になりそうですね。

2020/11/17

[ひぬ]

「仕事と結婚」に関わる問題で駿河野とすれ違ってしまった牡丹が主役の婚活ラブコメ第3巻。縁太郎に対しての気持ちを自覚した結衣とカレンの猛アタックもあり、縁太郎争奪戦が前半は主になっていました。牡丹の失恋に関してのエピソードが後手に回り、案外あっさりと終わったので、前回のカレンのエピソードほど扱われてない気がしました。縁太郎の言葉を借りると、結婚はゴールではなく、スタート地点。前巻とは逆の構図で、玉置が結衣の援助をする図は笑えました。全員が縁太郎争奪戦に加わらず、そろそろ主要メンバーにも結婚して欲しいな…

2021/04/29

[しぇん]

うーん……。面白いんですが折角仲人を舞台にしているのにハーレム化してきたなと。会員さん結婚することあるのかな？とも思ってしまいました。今更方向転換されてもひかかりますが、次巻どうなるのか。

2021/01/30