ガガガ文庫<br> ジャナ研の憂鬱な事件簿

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ガガガ文庫
ジャナ研の憂鬱な事件簿

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  • サイズ 文庫判/ページ数 309p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784094516791
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

出版社内容情報

新鋭作家が織りなす日常系ミステリー!

海新高校2年生の工藤啓介は、他人との接触をできるだけ断つために、部員が啓介一人しかいないジャーナリズム研究会に属している。中学時代からの親友である大地と良太郎とだけと親交を保ち、余計なトラブルに巻き込まれないように平穏な学園生活を送ろうとしているのだ。ある日、学内でも評判の美人の先輩白鳥真冬と関わり合ってしまったことによって、少しずつ学内の事件やトラブルに巻き込まれていくことになっていく。
高校生活の中で起きるちょっとした事件を次々と解決していくことになっていく啓介。真冬もまた、その完璧さ故に学内でも疎外感を感じていたのだが、啓介たちと触れあうことで少しずつ本来の自分を取り戻していく……。

第11回小学館ライトノベル大賞優秀賞受賞のフレッシュな日常系ミステリーを、人気イラストレーターの白身魚が鮮やかなイラストで彩ります!


酒井田 寛太郎[サカイダ カンタロウ]
著・文・その他

白身魚[シロミザカナ]
イラスト

内容説明

海新高校ジャーナリズム研究会(通称「ジャナ研」)に所属している、性格は少々難アリだが頭が抜群にキレる工藤啓介は、中学時代にあるトラウマを背負っていたために他人とはあえて距離を置くような高校生活を送っていた。そして学内でも評判の美人でありお嬢様である純真な先輩・白鳥真冬と出会うことにより、次々と事件に巻き込まれることになっていく。学内外で起こる様々な事件を頼もしい友人らと一緒に解決していくことで、少しずつだが啓介の環境が変わっていくのだが…。第11回小学館ライトノベル大賞・優秀賞受賞作品!

著者等紹介

酒井田寛太郎[サカイダカンタロウ]
神奈川県生まれ。第十一回小学館ライトノベル大賞「優秀賞」受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

スズ

82
ジャーナリズム研究会(通称ジャナ研)に所属する工藤啓介は、中学時代のとあるトラウマから他人から距離を置いた学校生活を送っていた。だが放課後、四十冊のノートを一人で抱えて運ぶ白鳥真冬という少女を放っておけず手助けするが……。「人数分ある筈だ」と教師に告げられて運んだノートが何故か三十九冊しか存在せず、私がなくしてしまったのかと狼狽する真冬を放っておけず、ノートの行方を共に推理した事を機に、頭は切れるが人の想いに触れる事に臆病な啓介と、眼鏡美人の真冬が人の様々な想いが隠された事件を推理していくのが面白かった。2017/08/19

まりも

63
部員たった一人のジャナ研に所属する少年が、学内でも評判の美人でありお嬢様である純真な先輩と出会始まる学園ミステリ。優秀賞らしい卒のない作品ですね。真実はいつも綺麗なモノとは限らない。時にはほろ苦く知る必要のない真実だとしても、その真実に向き合い少しずつ変化していく彼等の姿は中々に印象的で、日常ミステリーとしただけではなく少年少女の成長の物語としても楽しめました。キャラ一人一人もしっかりと立っており、そんな彼等が織り成す青春の苦さや甘酸っぱさも堪能できる1冊やね。派手さは無いけど落ち着いたいい作品だ。 2017/05/20

よっち

52
訳あって親友以外の他人との接触を断ち、部員が自分だけのジャーナリズム研究会に属する高校2年生の啓介。しかしうっかり美人な先輩の白鳥真冬の抱える謎を解いたことをきっかけに様々な事件やトラブルに巻き込まれてゆく日常系ミステリ。真冬のジャナ研入部により少しずつ変化し広がってゆく啓介の世界。彼が親友の大地や良太郎の協力も得ながら解いてゆく謎の真相。当事者にとってはほろ苦い結末であることが多かった一方で、それが停滞から前に進むための転機にも繋がっていて、続巻が出るようならまた読んでみたいと思わせるものがありました。2017/05/19

ナカショー

34
話の内容から展開まで終始氷菓と同じ印象を受けましたがそれでも日常ミステリーとしては完成度は非常に高くとても面白かったです。是非とも長続きしてほしい作品です。2017/05/19

まるぼろ

31
中学の頃の出来事から他人とは距離をおいた生活を送っていた、海新高校ジャーナリズム研究会…通称「ジャナ研」に所属する工藤啓介は三年生の白鳥真冬と出会った際にある事件に遭遇し…と言うお話です。正に帯にある通りな、綺麗とは言えない真実が刺さるような作品でしたが、それでも過去の出来事による事から自己嫌悪しながらも真実を探り当てる啓介や親友の綾子の退学の真相を、例えどんな理由であったとしても知りたいと願う真冬などの姿はとても良かったと思いました。このまま引き続き次巻を読んで行こうと思います。2019/08/28

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