ガガガ文庫 フリック＆ブレイク

牧野 圭祐【著】

小学館（2015/02発売）

• サイズ 文庫判／ページ数 295p／高さ 15cm
• 商品コード 9784094515381
• NDC分類 913.6
• Cコード C0193

出版社内容情報

日常をブレイクするガジェット・アクション

近未来の日本。
高度に情報化され、ウエアラブルデバイスで生活の全ての情報が手に入る未来計画特区・蜂原。
通称「ピース・シティ」と呼ばれるその街では、電波の渋滞による怪異「JAM」が人間を呪って殺すという都市伝説的噂が流れていた。
主人公・奏矢はある夜、JAMによる怪異に遭遇するが、そこに現れたのは、数世代前のガジェットから光る剣を発生させ、JAMを退治する少女だった。
電波に対する感受性を生まれながらに持つ「ニュータイプ」である奏矢たちは、電波発生装置としてのジャンクガジェットを駆使してJAMと戦うバイトをすることに！？
安全で快適で健全なはずの街に流布するオカルティックな噂ーーひと癖も二癖もある仲間との怪しいバイトで、奏矢たちがたどり着いた真相は……。
この街で必要なのは、システムへの適応（アップデート）か、脱獄（ジェイルブレイク）か。奏矢たちのサヴァイヴが始まる！


牧野 圭祐［マキノ ケイスケ］
著・文・その他

PANDA［パンダ］
イラスト

内容説明

高度に情報化され、ウェアラブルデバイスで生活の情報全てが手に入る未来計画特区・蜂原。人々の感情や情報が膨大な電波に乗って交錯するこの街では、行き場を失った電波による怪奇現象が起こっていた。高校生の奏矢はある夜、怪奇現象に襲われるが、そこに現れたのは数世代前のガジェットと光る剣で戦う美しい少女で―。電波に対する感受性に覚醒した奏矢たちは、ジャンクガジェットを駆使して怪異を退治するバイトを始めることに。生き抜くための選択は、システムへの適応“アップデート”か、脱獄“ジェイルブレイク”か！？

著者等紹介

牧野圭祐［マキノケイスケ］
脚本家・作家。愛知出身。ドラマ、映画、ゲーム、小説など、多ジャンルでいろいろ（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

[まりも]

モノの完全インターネット化に成功した都市蜂原で起きている怪異現象をスマホを使って退治する話。スマホのアプリを使って戦うという設定は斬新で面白いと思ったんですが文章による見せ方に問題があるのかイマイチ迫力が出ず、それほど盛り上がれなかったのは残念。登場人物もそれぞれ個性的なんだけど物足りなさがありますね。今後面白くなりそうな要素は多いので次巻に期待といった感じかな。

2015/02/19

[nawade]

★★★☆☆　ウェアラブルデバイスによる高度情報化社会が実現された世界において電波が原因となる怪奇現象が社会の裏側で発生していた。その事件に巻き込まれた主人公は旧世代スマフォを片手にアルバイト感覚で退治に手を貸すことになるが。。。何だか感想を書きにくい小説。良くも悪くも訴えかけてくるものがなかった。バッテリー切れで戦えなくなるなら予備機を常備しろと激しくツッコミたい。作者はブサイクのファンだよね。

2015/02/17

[1_k]

スマホで戦う話……割とそつなく出来ているのだが、可もなく不可もなくといったところで、減点法なら点は高い。おそらく、主人公やヒロインの背景に盛り上がるような（感情を揺さぶるような）仕込みが抜けているからか。昔あった事件とやらで主人公の妹辺りを殺して主人公が電子デバイスアレルギーとかにでもしておけば調度良かったかも。バッテリーはモバイルバッテリー山ほど持って行くんじゃダメなのか？

2015/03/09

[ツバサ]

パズドラかな？笑 携帯を武器に戦うのは面白いと思いました。1巻完結っぽいけど、続きでるのかな？

2015/03/18

[こうづき]

近未来の情報先進都市で、電波の一部が「見える」ようになってしまった若者たちが、旧世代の遺物であるスマホ（スマフォ）を使って、電波から生まれた怪物と戦うバトルもの。まあ普通にバトルものでした。話の流れはそれなりに面白かったし、変態揃いの仲間はけっこう好き。主人公のパズドラ能力って元のゲーム能力とは別物では、とか思ったけどまあいいや。しかし雫ちゃんは必要だったのか……。

2015/02/28