ガガガ文庫<br> 人類は衰退しました―平常運転

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ガガガ文庫
人類は衰退しました―平常運転

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  • サイズ 文庫判/ページ数 329p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784094515251
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

出版社内容情報

人類は衰退しました、のその後とそれ以前

むかしむかしあるところ(地球)に、人類が繁栄しました。そして衰退しました。
えーこ☆せーすい♪
人類のかわりに地球を支配しているのは、キュートな妖精さんたちです。わたしは、そんな妖精と人間との間をとりもつ仕事をしている者です。
人間のために「はたらく」ことが大好きな妖精さんは、魔法のようなひみつ道具で事件を起こしたり、お菓子を得るためにビジネスを立ち上げたり……。
「すてきなぶらっくきぎょー、いずこ-?」今日もクスノキの里は平常運転です。
クスノキの里の「その後」、そして妖精さんのひみつ道具、さらにわたしの旅行記など、「人退」ワールド満喫の特別編。
大反響のうちにシリーズ完結を迎えた「人類は衰退しました」。アニメのBD&DVD初回特典や店舗特典のために書き下ろされた文庫本未収録短編&イラスト、さらに初出書き下ろしも大量収録したファンマストアイテムの短編集。

田中 ロミオ[タナカ ロミオ]
著・文・その他

戸部 淑[トベ スナホ]
イラスト

内容説明

わたしたち人類がゆるやかな衰退を迎えて、はや数世紀。すでに地球は“妖精さん”のものだったりします。そんな妖精さんと人間との間を取り持つのが、国際公務員の“調停官”であるわたしのお仕事。わたしが所長になってからのクスノキの里のその後、知られざる妖精さんたちの裏の活動(あるばいと)、『世界人里ブックガイド』執筆をもくろむ旅、さらにはラブコメ風・わたしのデートの一日…?などなど、書き下ろしを大量に含む文庫本未収録エピソードを詰めた「おまけ」が楽しい食玩的短編集。

著者等紹介

田中ロミオ[タナカロミオ]
1973年、石川県生まれ(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

スズ

84
わたしちゃんが新所長に就任し、里で巻き起こる様々な騒動や、休暇中の旅で立ち寄った摩訶不思議な村々での日々を綴った、本編完結後の後日譚。わたしちゃん大好きな巻き毛ちゃんが里に引っ越して来たり、助手さんと二人っきりの視察をYに尾行されたりしながら、新所長になって里の揉め事に東西奔走するわたしちゃんですが、問題児だった生徒ABCから恩師として頼りにされていたり、旅先でも得意のお菓子作りで大活躍するわたしちゃんと妖精さんの可愛らしさに癒されます。私もフルーツの楽園の村でわたしちゃんにケーキ作りとか教わりたいなあ。2018/05/23

ゼロ

61
人類は衰退しましたの短編集。内容としては、円盤に付いている特典小説に、書き下ろしを併せたものです。普段よりも書き下ろしのイラストが多く、お得な感じはしますが、全て円盤を購入したら見れたものかもしれません。さて、内容としては妖精成分が多く、満たされました。本編の終盤は、妖精の登場が少なく、シリアスな雰囲気が多かったので、ほんわかした雰囲気があり、楽しめました。全体的には、調停官であるわたしが各地にある里を訪れ、ちょっとしたトラブるに巻き込まれるもの。ラノベで言えば、キノの旅。ブラックユーモアも健在でしたよ?2016/12/11

SEGA

50
旅する主人公が、伝説級の魔法使いみたいです。この世のすべての悪を集めたドリアン(食べたいような、やっぱり遠慮のような)つくったり、すっかり逞しくなりましたが、恥じらうビキニアーマーが素晴らしい。子供たちと家路につくところで何故だか感動。2015/01/12

Yobata

50
人退の短編集。書き下ろし5編,店舗特典SS,アニメBD・DVD特典小説6編。書き下ろしは本編完結後、店舗特典は妖精さんのひみつどうぐ、特典小説はわたしが旅した数々の村での話。さすが妖精さん、通常運転でトリッキーすぎるなw劣悪な環境こそ望むものとはw所長となったわたしちゃんも所長が板についた感じだったけどやっぱ助手さんは喋らない方がいいかなw?でも仕事と称した二人のデートはなかなかいい感じだった。お弁当を食べる描写が最後まで描かれないのが粋があるねw女子会の様子は壮絶すぎるw妖精さんのないしょどうぐは→2014/12/17

わたー

45
★★★★★面白かった。個人的な好みとしては、シリーズ終盤の長編よりも、シリーズ序盤の連作短編の方が好きなので、シリーズラストを飾る本作が原点回帰してこのような形式になって本当に嬉しい。エスプリの効いたブラックジョークを織り交ぜる田中ロミオ節は健在で、定期的にこのシリーズの新作を出してほしいなと切に願う。円盤は購入していなかったので、円盤特典の再収録は嬉しかったし、書き下ろしは9巻以降の時系列だからこその短編があったりと大満足な出来だった。まさか、私ちゃんと助手さんのデーゲフンゲフンが読めるなんて。2015/01/11

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