ガガガ文庫<br> 血潮の色に咲く花は

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ガガガ文庫
血潮の色に咲く花は

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  • サイズ 文庫判/ページ数 326p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784094514872
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

出版社内容情報

『宿主』救済,それは青年の贖罪だった。

いつの頃からか、この世に現れた人間に寄生する妖花。その花に寄生された人間――『宿主』は頭から花を咲かせるようになる。しかしこれは花の本体ではなく、仮花と呼ばれるもの。おそろしいことに『宿主』は、本体の花を咲かせることこそ己の第一の使命と思うようになり、花の咲くときが来れば、自らそれに適した場所へ向かう。つまり花に操られて行動しているのだ。
花の命を繋ぐこと。それが花と、花に操られた『宿主』にとっての至上命令。
だから『宿主』を殺すことを生業にしているルッカが、憎まれるのは必定。しかし、それはルッカにとって酷く悲しいことだった。救えども、救えども、ルッカは恨みだけを背負っていく。どれだけ拒絶されようとも、ルッカはかつて人間だった頃の彼女たちのためを思い『宿主』を狩り続けていた。
そんなある日、ルッカは街で花を咲かすことと、もう1つの目的をもった『宿主』の少女・リディと出会う――。


人に寄生し成長する妖花の存在する世界。そこで織りなされる『宿主』の少女と妖花を狩る青年の物語。
アニメ『まどか☆マギカ』などで知られる新房昭之監督が選んだ第8回小学館ライトノベル大賞審査員特別賞受賞作。

霧崎 雀[キリサキ スズメ]
著・文・その他

refeia[レフェイア]
イラスト

内容説明

人間に寄生し成長する妖花が存在する世界。『宿主』となった者は頭に仮花を咲かせ、今まで生きてきた記憶を失う。そして花のために生き、花のために死ぬのだ。青年・ルッカは、かつて『宿主』となった家族を殺した事件以来、『宿主』を狩り続ける中で自分を認めてくれる存在を探していた。そんなある日、ルッカは街を訪れた少女『宿主』のリティと出会う。またいつもどおり殺すだけ、彼女がただの『宿主』でないと気づくまではそう思っていた―。第8回小学館ライトノベル大賞審査員特別賞受賞作。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

そのぼん

23
人間に寄生する花と、その花を殺していく人間の物語って感じでした。結構ダークな感じで進みました。悪くはないですが、そんなに印象にも残らない・・・ってところでしょうか。テーマが見えずらかったのもその一因かと思いました。2015/01/19

まりも

12
色々と惜しい作品。設定、世界観ともに自分好みで人がガンガン死んでいく残酷なファンタジー作品は好きなんだけど展開、キャラクターが好きになれなかったのが残念。主人公が自分勝手すぎるせいで物語に入り込めなかったですね。主人公の心境が変化していく過程もわかりにくく主人公が邪魔してた感じは否めない。あと文章も読みにくいせいで読んでいてしんどくなる場面がなんどかあったのもマイナスか。世界観は良かっただけに残念でした。2014/05/25

1_k

8
若干拙いところもあるが、ラノベの中では異色のガガガ品質。尖っているが十二分に面白く悪くない。キャラは弱いが、作品の雰囲気から言えばこれで正解だと思う。濃い内容でまとまりがありながら、まだまだプロローグにすぎないらしい。続刊が待ち遠しい。2014/05/26

わいやで

8
タイトル良し。中身は世界観のみガガガ良作。ただ作品全体の完成度としてはかなりキツい。最近のラノベを読んでときどき思うのだけれど、やっぱ主人公に共感できないと読んでて辛いなぁ。近ごろさらに共感できない主人公が増えた。今作もまさにそれ。善ではないがダークヒーローって感じの魅力もない主人公が終始鼻についた。ただ無駄に空気感が良い分だけ「もしかしたら深い作品なのかも」と思わせてくる何かを感じたのも確か。この世界観の虜になる人はきっといるはず。こういう尖りのある作品は応援すると決めてるので続刊が出たら買うつもり。2014/05/26

ハルクイン

7
設定とか私好みなはずなのに、いまいち入り込めなかったのが残念。あでもこのダークな雰囲気は好き。2014/09/27

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