ガガガ文庫 寄生彼女サナ〈２〉

砂義 出雲【著】

小学館（2012/02発売）

• サイズ 文庫判／ページ数 295p／高さ 15cm
• 商品コード 9784094513233
• NDC分類 913.6
• Cコード C0193

出版社内容情報

転校生は潔癖金髪美少女！「消毒ですわ！」

ある日突然、主人公・唐人のお腹の中に寄生した「パラシスタンス」という謎の生命体・サナ。姿は美少女で、「唐人のカノジョになる！」と迫ってくるサナとの同居生活はかなり刺激的。
　可愛いんだけど、寄生虫の彼女ってどうなの……。
　そんな中、パラシスタンスを研究する「組織」から、ひとりの少女が唐人の学校に転校してくる。寄生虫を目の仇にする転校生は、学園に全校生徒を閉じ込め、パラシスタンスをひとり残らず駆除するつもりらしい!?　閉鎖空間で起こる謎の寄生虫検査シート経済と独立国家の勃興、そして民衆の隆起!?　……パラシスタンスを巡る闘いは、予想のナナメ上に発展していく！

　第５回小学館ライトノベル大賞、ガガガ部門優秀賞受賞。早くもドラマCD発売が決定し、ますます勢いに乗るキセイ系ラブコメ、第二弾。

内容説明

ある日突然、主人公・唐人のお腹の中に寄生した謎の生命体・サナ。姿は文句なしの美少女、そのうえ「唐人のカノジョになる！」と迫ってくるサナとの同居生活はかなり刺激的。そんな中、寄生虫を目の仇にする少女が唐人の学校に転校してくる。なんと、その子は学園の全校生徒を検査して、パラシスタンスをひとり残らず駆除するつもりらしい！？閉鎖される学園、そして勃興する寄生虫検査国家「ポキル帝国」！パラシスタンスを巡る闘いと物語は予想外の方向へと転がり始める！第５回小学館ライトノベル大賞・優秀賞受賞作のキセイ系ラブコメ、第二弾。

著者等紹介

砂義出雲［スナギイズモ］
ライトノベル作家。１９８４年生まれ。『寄生彼女サナ』で、第５回小学館ライトノベル大賞・優秀賞受賞（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

[KUWAGATA]

パラシスタンスの子達、皆んなけなげで可愛くて、それだけでもう満足っていうくらい。ロイ子死ぬほど可愛かった。だから最後は愕然とした。ちょ、嘘、マジ？って感じ。話は1巻の寄生虫寄生虫した内容（？）から、学校全体を巻き込んだ、経済戦争じみたものになって、ちょっと様相が違った感じで戸惑いましたが、最後はやっぱりサナと櫂実と、そしてロイ子でした。桜の変態っぷりも鉄板になってきて、一体この小説はどこへ向かっていくのか。今から3巻読み始めます！　それにしてもポキって、よくよく考えるとちょっとすごくないか？

2012/10/30

[王蠱]

一巻からはちょっと予想していなかったシリアス方向に。いやギャグは相変わらずの猥語オンパレードだしラブコメもすっげーしだし敵さんのやってることは傍目から見たらアホまるだしなクセに背景が気になって気になってしゃあない！！甘いだけじゃなくヤバい気配も混入してもうここからどうなるのか！そして会長さん次はメインでお願いします！服部はクズだけど微妙にいい奴だった！左遷された下条さん復帰は…難しいんだろうなｗｗ

2012/02/18

[ダクヲス。]

寄生系ラブコメ第2巻、今回もなかなか楽しめました。この巻で「ポキ」がゲシュタルト崩壊を起こしそうになったのは言うまでもない。それにしてもここまで学校を舞台にした占拠モノは初めてです。ポキル帝国にポキ経済…馬鹿らしいですけどこんな小さな空間でも追い詰められたら帝国として成り立ってしまうというのちょっと恐ろしい感じもします。新登場の志保とロイ子もいいキャラしてました。何気お嬢様キャラ好きの自分として志保はなかなか魅力があったと思います← 次巻以降も出てきてくれたらいいな。次も楽しみ。

2013/12/17

[KEI]

購入。3巻購入前に読了。どうしてこうなった？話がぶっ飛んでるぞ。そして何故に経済学。迷走感がとんでもない。でも、なぜか面白い。3巻にも期待。ドラマCDの声優陣を見ると、ガガガでも力を入れてる作品の1つなのかな？

2012/08/13

[カインズ]

【中盤までは面白かったんだけど……】中盤までは、桜のぶっ飛んだ発言や自虐キャラとしての立場を獲得した櫂実が面白く、楽しく読むことが出来た。しかし、中盤以降の志保による学園閉鎖からは、展開があまりにも急であるように感じ、物語に入り込むことが出来なかった。主人公達が採った解決法も、志保が回虫ならぬ改鋳を行っていたら意味をなさないように思えてしまった。

2012/03/06