ガガガ文庫<br> オブザデッド・マニアックス

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ガガガ文庫
オブザデッド・マニアックス

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  • サイズ 文庫判/ページ数 311p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784094512779
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

出版社内容情報

級友たちを襲う死者の群れ……ほくそ笑む僕

「最悪の学校、どうしようもない社会。ゾンビが現れてぶっ壊してくれればいいのに」
現実を呪い、ゾンビ映画を観ることだけが生き甲斐のネクラ高校生・丈二。
しかし、臨海学校で訪れたとある島で、丈二たちは本物のゾンビパニックに遭遇することになる。
ゾンビ映画マニアの知識とハッタリで、クラスメイトを救い皆から頼りにされることになった丈二はヒーロー気分に酔いしれるが、逃げ込んだショッピングモールで、とんでもない光景に出くわす。
それは、ゾンビパニックに乗じて生徒たちを奴隷化し君臨した「女王」が支配する、とんでもないコミュニティだった――。
『ほうかごのロケッティア School escape velocity』でロケットと青春を描いた大樹連司が、今作ではゾンビとルサンチマン・ヒーローの組み合わせで青春の暗部を抉り出す。
イラストは本作でライトノベル初挑戦となるsaitom。

大樹 連司[オオキ レンジ]
著・文・その他

saitom[サイトム]
イラスト

内容説明

授業中、いつも妄想していた。もしも今、この学校をゾンビたちが襲ってくれたら―。恐怖の叫び声を上げ逃げ惑うクラスメイトたち、何もできずおろおろする先生…。ざまあ見ろ、最高だ!ゾンビ映画ばかり観て現実と向き合えない高校生・丈二。しかし、嫌々参加したクラスメイトとの夏の合宿で、本物のゾンビハザードが丈二とクラスメイトを襲う!ボンクラでオタクな僕が、みんなを救ってヒーローになる!?さらに学校一の美少女も思いのままに!?怨念じみた妄想が現実になったとき、待ち受けるのは天国か、それとも地獄か!?―。

著者等紹介

大樹連司[オオキレンジ]
ライトノベル作家。1982年生まれ。茨城県出身(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

とら

43
「これはゾンビですか?」「アイアムアヒーロー」「LEFT 4 DEAD」「THE HOUSE OF THE DEAD」「デッドライジング」「屍者の帝国」「バイオハザード」「HIGHSCHOOL OF THE DEAD」「高慢と偏見とゾンビ」「DAWN OF THE DEAD」全部、章のタイトルです(笑)しかも何故だか、章の内容にぴったり合ってる。これも技量の成せる技。大樹さんの作品は『ほうかごのロケッティア』とか『ぼくらの』とか読みたかったけど最初これになってしまった。ちょっと印象と違ったけど面白かった。2013/01/19

ノスケ

16
作者はゾンビ大好きなんだなぁ。ゾンビと戦う学園モノを期待していたのに、本文で全否定される画期的な内容。なるほど、ゾンビ愛によりそこに行き着くのか。丹咲がただのギャルゲ要員になってるのが残念。2015/01/28

shin

13
ゾンビ映画マニアで高校の教室内階級の底辺にいる丈二が、夏季合宿で訪れた島で突如発生したゾンビ相手に級友と共に生き残るためのサバイバルへ…というお話。ゾンビを引き立て役に教室内階級が崩壊し状況が一変する感覚と、立場や行動が変わっていく登場人物達の揺れ動きは痛快で、女の子のエロさ含めどこか後ろ暗くもある不思議な面白さでした。ヒーロー願望やゾンビが現れる事を夢想する丈二が非日常の先に見たのは希望であり絶望でもあったけれど、自分を取り巻く日常も悪くないと認識できる何かに出会えることが大切かもと思えたお話でした。2012/09/04

星野流人

12
ノーパンで性格ブスないずなたん可愛いよいずなたん。ゾンビ物映画等の知識が盛りだくさんで作られた1冊。離れ小島に突如現れたゾンビたちと、たまたま島に来ていた学生たちの生き残りを賭けた物語。ゾンビ物とはいってもメインはゾンビというよりかは、教室内カーストを描き出したもの。シーンとシーンとの繋ぎが粗かったりと細かい点で目につく部分も多いが、クライマックスにはしっかりと盛り上げてくれるし、おもしろい作品。2012/05/11

crysalis

11
ゾンビものは不可避にサバイバルで、そこから派生する集団内抗争をテンポよく書いた快作だった。内輪もめが強烈なので正直後半ゾンビとかどうでもよくなっていくあたりは、まあ勢いで。ライトなゾンビ好きに訴える小ネタや薀蓄も楽しい。ゾンビ好きだぁ、と再確認した次第です。2013/01/22

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