ガガガ文庫 ハレの日は学校を休みたい！

陸 凡鳥【著】

小学館（2011/05発売）

• サイズ 文庫判／ページ数 285p／高さ 15cm
• 商品コード 9784094512731
• NDC分類 913.6
• Cコード C0193

出版社内容情報

すべての学園祭嫌いに送る、青春ラブコメ

「学園祭を中止しなければ誰かが死ぬ」
と書かれた脅迫状が生徒会長の霧山タチアナ・ブルメコシュアの元に届く。容疑者は……俺? いやいやいや。たしかに俺は学園祭は嫌いだ。かつて反学祭闘争もした。でも今回は違う!
だが俺の弁明を受け容れる様子もないロシア系美少女の生徒会長は、だったら犯人を捕まえろ、さもなくば退学、と無茶ぶりをする。そこになぜか介入してきた学園祭実行委員長の元気っ子にしてミリオタの詩ノ森ミア。なんで学校イベントが大嫌いな俺が学祭実行委員といっしょに行動せにゃならんのだ…!
しかし有無を言わさぬ武力行使により、俺は学祭粉砕を願う同志(本来なら、だ)を探し出しつるし上げるための探偵役を拝命することになる。もし見つけ出せば学祭を休んでいいうえに、会長とミアのおっぱいを好きにしていいのだから仕方あるまい。さしあたり嫌疑がかかっているのは学校一の美少女と名高い演劇部の美藤樹里と暴力伝説と黒いウワサが絶えない不良の骸塚一角…だが、俺たちを待ち受けていたのは、驚愕の真実だった。

「リア充爆発しろ」とこの世を呪うすべての学園祭嫌いに送る、少し学園祭が好きになるかも知れない青春ラブコメ。

内容説明

響川晴は学園祭嫌いな高校生。生徒会に届いた「学園祭を中止しろ」という脅迫状の容疑者にされ、無実を証明するため犯人探しをすることに。それも、天敵とも言うべき学園祭実行委員にして軍人コスプレとかしちゃってる詩ノ森ミアと組んで！犯人を捕まえられたらミアと生徒会長タチアナのおっぱいを好きにしていいが、捕まえられなければ退学。そんな天国と地獄の瀬戸際に置かれた晴は、真犯人を見つけることができるだろうか！？すべての学園祭嫌いに贈る、ほんの少し学園祭が好きになるかもしれない青春ラブコメ。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

[華臨]

学園祭が嫌いな主人公が学園祭の日を休む権利(あとおっぱい)をもらうために中止を企てる人を捕まえるよう言われる。内容としては青春ラブコメ的な感じですね。中々キャラもいいと思ったし王道でいいと思ったけどなんか最後ら辺はなんか唐突すぎたのは惜しい感じがあるのは私だけかな？あと学祭当日を書いて欲しかったなぁ…。因みに、タチアナ様と骸さんが好きでし。

2011/06/26

[シュエパイ]

学園祭の破壊活動をテーマに！うんうん、相変わらずよくわかんないところを攻め込んで来て好きなレーベル♪あと、略してBRAじゃないよ（笑）それと、なんでみんなして合言葉は「POW!」になってんのさ（笑）駄目だもう、笑いが止まらず、会社で不振人物扱いされた～♪きちんときっちり、前に進む子供たち、あぁ、素敵におばかで青春で、いいおはなしでした！この人のならまた読みたい～音符

2011/05/20

[F.ｋey]

普通に面白かったです。学園モノはやっぱり青春してる方がいいなぁ。王道ってみんな好きだから王道って言うんですよね。サブキャラもなかなか濃いめだったし続巻あるならその辺も読んでみたい。ただ綺麗に終わっちゃってるから厳しいかな？

2011/06/13

[ころん]

これはいい青春ラブコメ。ガガガらしくないまっすぐな青春物でした。王道の展開、キャラの個性もわかりやすくて読みやすい。この１冊できれいに完結してるから、続きでなさそうなのが残念…

2011/06/30

[1_k]

若干納得行かない展開はあるものの、構成、キャラ、掛け合い、発想、どれも高いレベルでまとまっている。最近はやりの残念系の中ではずば抜けた出来である。一巻で終わらすにはもったいないキャラたちなので、続巻希望。

2011/06/14