ガガガ文庫 人類は衰退しました〈６〉

田中 ロミオ【著】

小学館（2011/02発売）

• サイズ 文庫判／ページ数 208p／高さ 15cm
• 商品コード 9784094512557
• NDC分類 913.6
• Cコード C0193

出版社内容情報

新時代の妖精物語、もうひとついかが?

わたしたち人類がゆるやかな衰退を迎えて、はや数世紀。すでに地球は“妖精さん"のものだったりします。そんな妖精さんと人間との間を取り持つのが、国際公務員の"調停官"である「わたし」のお仕事。
平均身長10センチで3頭身、高い知能を持つ妖精さんたちのまわりは不思議だらけ。新米調停官の「わたし」は、クスノキの里の調停事務所で所長を務める「祖父」と、調停業務のお手伝いをしてくれる「助手さん」といっしょに、そんな妖精さんたちと、うつろいゆく毎日を平和にすごすのです。
……ホントですよ? たぶん。

変幻自在、千変万化。予測不能な不可思議物語。一年ぶりの新刊です!

内容説明

わたしたち人類がゆるやかな衰退を迎えて、はや数世紀。すでに地球は“妖精さん”のものだったりします。そんな妖精さんと人間との間を取り持つのが、国際交務員の“調停官”であるわたしのお仕事。季節は冬。祖父の趣味サークル「大砲倶楽部」の一員として南に向かったわたしは、「鳥人類コンテスト」の安全対策係として、岬に集まった各チームの機体をチェックすることに。思うに…みなさん、死にそうです。クスノキの里を同類誌のイベント会場にしてしまった友人Ｙと、白い部屋に密室監禁！さて、どちらが危ない！？―記録、それは儚い。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

[海猫]

本が薄めでイラストも少ないのは不満だが収録の2編がちゃんと面白い。それぞれドタバタコメディとブラックユーモアと味わいが違う作品が並んでいるのも良いバランス。話の良さもあるが田中ロミオの文章はセンスがあって読ませる。

2012/07/18

[mitei]

鳥人間コンテストと同類誌の話し。妖精さんが相変わらずカオスだった。

2011/07/31

[PSV]

鳥人間コンテストに同人誌。人類が衰退しましても、人類文化は確かに継承されています。だから安心して、衰退してね、人類（はぁと……………解☆決！ ★★★★☆

2011/05/03

[ふく]

安全対策係の献身が素晴らしいです。打ち切りこわい。

2011/03/06

[KEI]

購入。久しぶりのロミオさん。相変わらずの切れ味の良さに200Pという薄さの割に大いに楽しめた。わたしの「解☆決（横ピース）」は何度でも見たい。これは「キラッ☆」に続く一大ムーブメントを起こすに違いない。はい、違いますよね・・・。

2011/02/23