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内容説明
ぼく達は呆然としていた。理科の実験中、教室の窓ガラスを破ってハリウッド映画で見るような重装備の兵士が飛び込んできたのだ。兵士は本物にしか見えない銃を突き出す。「全員動くな」。男子生徒の一人が兵士の言葉に逆らって脱出を図る。超能力者の彼なら逃げのびて助けを呼んでくれるかも!しかし、ぼくの期待もむなしく、銃が火を噴き、彼は動かなくなった―超能力が一般化した近未来日本、巨大すぎる力ゆえに命を狙われる中学生の戦いを描くサイキックサスペンス!第4回小学館ライトノベル大賞優秀賞受賞作。
著者等紹介
石川あまね[イシカワアマネ]
『シー・マスト・ダイ』で、第4回小学館ライトノベル大賞優秀賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
柏葉
5
内容は物語として成立しており、普通に読めるレベル。一冊の本としてみると色々と酷い。 1.デビュー作なのに、あとがきも解説もない。 2.イラストが物語を全く表していない。羽海野チカの絵柄で GANTZが描かれているようなもの。ヒロインがまるっこく可愛らしく描かれているが、文章によると身長160cm代の美人。絵師の選択ミス。表紙はデザインセンス皆無。 3.題名になんのひねりもない。洋画の題をカタカナに直しただけのようなタイトル。 編集にセンスがあれば、もっと手に取られる本になったはず。2012/01/29
ころん
4
最初はとっつきにくさを感じてしまったけど、中盤以降は畳み掛けるような展開の連続であっという間に読めた。最後で明かされる真相を読むまで止まらなかったです。“世界”か“好きな相手”かどちらか一方しか選べない、という話はよくあるけど、この作品ほど純粋さや怖さ、不気味さをきれいにまとめてある話はなかなかないと思う。こういう作品を新人賞に選ぶガガガ文庫、さすがです。2011/05/28
YSHR1980
4
中盤まではよくある超能力・バイオレンス物だなぁと思っていたけど、事件解決後の方が本編だった。世界の滅亡を回避するには、タイトル通り「彼女」が死ななければならない。2010/09/05
ナイス返しません
3
読み始めてすぐ、指摘されている設定や文章の拙さが気になり出すものの、我慢して読んでいて最後の1/3くらいになるとページをめくる手が止まらなかった。 序盤に感じた文章のちぐはぐさなども解消されにわかに勢いづいて、別人が書いたんじゃないの? と疑いたくなることしきり。モチベーションが文章に影響する作家なのかなと思った。2012/02/04
NullPoEx
3
こういう密室で殺伐とした雰囲気の作品は大好きです。かなりドキドキできました。 未来予想が解決したのはそれを引き起こすトリガーが消えただけで、別の人物が本当の虐殺者なんじゃないかと思ったのですが もっと壮大な設定があったんですね。後日談は蛇足だと思ったのですが、そんな事なかったです。 気に入ったキャラ:はるか。気に入った挿絵:131P、上目遣い。お気に入り度:★★★★☆2011/10/19




