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内容説明
決意を固め、俺は10年間眠り続けた「彼女」に会いに病院に行った―はずが、病室には誰もいなかった。いや、いた、らしい。いるらしいのだが、俺には見えない。彼女は透明人間だった。わけではなく、曲矢によれば、俺はエア彼女をつくりだしたせいで本当の彼女が見えなくなっている。そんなバカな!?だが曲矢は言う。エア彼女とさよならしない限り、俺は本当の彼女には会えない。そしてエア彼女と別れるためには、自分と結婚するしかない、と。なるほど、俺が結婚しちゃえばエアのほうだって諦めざるをえない…って、んなわけあるか。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
miruna
2
おおきくなる気すらない曲矢さんとおおきくなる必要があったので大きくなった木村くん。ライナスの毛布だのイマジナリーフレンドだの何だのって言うのは簡単だけれど、そういう大雑把さっていうかわかりやすさは拒絶したいという意志は確かに存在する。2010/04/21
tachibana
1
いろいろ擲ってはいるけど、綺麗な着地だった。徹頭徹尾自分のことしか考えていないサイコ曲矢さんかわいい。2018/02/06
ツムラ
1
不満もあるし、色々とめちゃくちゃだけど、だからこそ本質的という不思議。プロットと小説の絶妙な中間点のような。2010/09/04
hirobee
0
面白かったー!曲矢は最低の屑野郎だな!2巻でもその片鱗はあったある意味ファンタジーな設定が3巻ではもう完全に突き抜けてシュールギャグに昇華しているところが凄い。中村九郎の電波なストーリーは今まで素で書いてるのかと思ったけどここまでくると完全に計算で書かれてる…と思う。2011/04/26
takustrq
0
俺バグったwww。完結?続くのかな?2010/09/11