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内容説明
鴫沢巽の脳内には宇宙がある。しずかに拡大をつづける宇宙が…葛城悠久を殺し、巽の宇宙を消さなければ、この世界は完全に反転し、終わりをむかえる。悠久の手がかりをもとめて、葛城呉羽は「言語の変性意識」を研究していた母・瑞羽の過去を追っていた。そこで出会ったのは、しきりに肉食をすすめる水無月病院の医師・烏丸紬。肉!肉!肉!そして明かされる444号室の謎、ピザショップ毘沙門の秘密…。甦る呉羽の幼少の記憶。薔薇園の茂み―現実となる死人ごっこ、母のことば「この世界は、あるべき姿ではない」。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
CCC
5
面白かった。途中で予測が付く展開ではあったけれど構造的に美しい。2023/02/27
にょん++
1
読了。言語学や量子学の触り描写も含めて読み応えのある作品。ページ数の割りに話が上手く展開していて面白い。自分の世界感を変えられそう。引き込まれる作品でした。2011/12/21
愁星
1
姉など最初から居なかったかのように物語が続いていることに驚いた。2010/09/02
指
1
言語の不可能性を言語によって記述するシーンが異様な説得力を持っていて良い。/あと薔薇のモチーフが象徴的/構成からして美しい上語りがなめらかで本当に素晴らしい2010/02/02
琥珀
1
ますます異能ぶりを際立たせている。この作品で書く必要などないのに、ほとんど連城三紀彦ばりの動機が描かれたりもする。2009/05/27
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