ガガガ文庫 鉄腕バーディーＤＥＣＯＤＥ―あの日の小夜香へ

浅川 美也【著】/ゆうき まさみ【原作】

小学館（2009/02発売）

• サイズ 文庫判／ページ数 230p／高さ 15cm
• 商品コード 9784094511208
• NDC分類 913.6
• Cコード C0193

内容説明

宇宙連邦捜査官バーディー・シフォン＝アルティラは、重犯罪者ギーガーとバチルスを追って地球へと辿り着いたが、潜伏捜査中に誤って地球人“千川つとむ”の命を奪ってしまう。バーディーは自らの体につとむの記憶と心を宿すことを決断、二心同体の不思議な“同居”生活が始まった！アニメでは語られなかった生物兵器“リュンカ”の謎と神秘に迫る！週刊ビッグコミックスピリッツ好評連載中のゆうきまさみ作品をアニメ化した『鉄腕バーディーＤＥＣＯＤＥ』、人気ヒロイン中杉小夜香を大フィーチャーした小説版登場。

著者等紹介

浅川美也［アサカワミヤ］
東京都生まれ。劇団可燃物、作・演出担当。代表作「Ｋｉｌｌ　ｍｅ　Ｄａｎｃｅ！」。ＴＶアニメ「ブレンパワード」でシナリオライターとしてデビュー。「鉄腕バーディーＤＥＣＯＤＥ」「ノエイン　もう一人の君へ」などの作品に参加

ゆうきまさみ［ユウキマサミ］
マンガ家。１９５７年生まれ。１９８０年「ざ・ライバル」でデビュー（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

[菊地]

アニメのシーンをたまに視点を変えながら切り貼りしてるだけなので、あくまでアニメ視聴済みの人向けですね。

2009/04/05

[竹花 樒 - Shikimi Takehana]

アニメ版鉄腕バーディーDECODEのスタッフが送るダイジェスト版といった趣の一冊。その流れはアニメ1期の内容ほぼそのままですが、ノベライズされることによって丁寧に描写された心情描写と、シーンごとに入れ替わる各キャラクターの主観視点がアニメとはどこか違う新鮮さを演出していたのではないかと思います。特に少女としてのリュンカに踏み込んだのは面白かったと思う。アニメではおぼろげにしか見えてこなかった一面が垣間見えてなかなかに良いノベライズ作品でした。

2009/03/18

[おきしや]

アニメを観て、終わり方にもやもやして（いい意味で）読了。原作はまた毛色が違うようだけれど、アニメは世界観の一部だけ見せて（人種差別、派閥争い、テロ等々）、恋愛ものに徹してたのが良かった。というか王道恋愛展開で、ベタで良かった。というか、ヒロインの中杉小夜香って、原作に逆輸入されてるみたい。病弱ヒロイン→敵と同化→復活病気治癒→初恋→敵判明→戦闘→主人公に同化させる→主人公死亡→主人公復活→ヒロイン記憶喪失→出会う前の状態。同化してたとはいえヒロイン、殺人してるから。記憶喪失は良い落とし所だけど、切ない。

2017/08/13

[1_k]

原作未見だからでしょうか、主要人物三人の視点の切り替わりがしょっちゅうあったり、そもそも設定が妙に安っぽいなど、ちょっとついていけなかった。宇宙人が宇宙犯罪者を追いかけてー、なんてヒネリがなければ安易な設定すぎて、今時はギャグにしかならないレベル（ニャル子さんでは逆手にとってギャグにしてますが）ですよ。絵柄も今の流行とはかけ離れているし。これ、本当に原作も面白いん？　この小説だけ読んだ限りでは、ちっとも面白そうに思えない。

2011/12/03