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内容説明
わたしたち人類がゆるやかな衰退を迎えて、はや数世紀。すでに地球は“妖精さん”のものだったりします。そんな妖精さんと人間との間を取り持つのが、国際公務員の“調停官”のお仕事。…閑職ですが。そんな絶賛衰退中の人類のすべての記録を目指した、ヒト・モニュメント計画の影響で通電することとなったクスノキの里では、“夏の電気まつり”が開催されることに。一方、妖精さんは里帰り。…!?妖精さんがいなくなる!?微妙なお別れののち、わたしたちは都市遺跡の調査に向かったのですが…。エネルギーの補給は計画的に。
著者等紹介
田中ロミオ[タナカロミオ]
1973年生まれ。PCゲーム中心に活動するフリーランスライター(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
佐治駿河
42
今巻はこれまでの2巻と異なり、1冊で長編1つの物語となります。すっかり忘れていましたがこの物語はアニメ化されたものですね。(読了後に配信サイトを確認しました。)この作品は面白いのですが読んでいて不安になります。作者が描く世界観を私が上手く呑み込めているのか?読書中に私の頭の中で描かれている状況・状態は作者が思い描いている世界なのかと考えてしまいますね。読書なんて読者が自由に楽しめばいいのですけどね。2025/11/04
ぺぱごじら
23
衰退の道に殉じて静かに滅びていく人類。色々さばさばして欲得も薄れたけれど、最期の『生きた証』には並々ならぬ拘りがあったようで…。今回は妖精さんたちより『人間』の活躍がメイン。結構重いテーマだなと感じたのは『人類と妖精さんの共存はできても共栄は困難』ということと、『人間とは何か?』ということ。幼く拙く近視眼的な主人公が下した決断と行動は、読み手である自分の中でも賛否両論ありますが、落ち着くところに落ち着いたようで、まぁ何より。2013-742013/05/26
ソラ
11
わたしたち人類がゆるやかな衰退を迎えて、はや数世紀。すでに地球は“妖精さん”のものだったりします。そんな妖精さんと人間との間を取り持つのが、国際公務員の“調停官”のお仕事。…閑職ですが。そんな絶賛衰退中の人類のすべての記録を目指した、ヒト・モニュメント計画の影響で通電することとなったクスノキの里では、“夏の電気まつり”が開催されることに。一方、妖精さんは里帰り。…!?妖精さんがいなくなる!?微妙なお別れののち、わたしたちは都市遺跡の調査に向かったのですが…。エネルギーの補給は計画的に。2010/09/12
ハルナ
11
妖精さんが電磁波に弱い事が判明し、主人公の前から姿を消してしまう・・・でも彼らがいないとサバイバルでは生き残れないかもしれないですー?今回はSFっぽいお話でした。助手さんの仕草がいちいち可愛いwでも「ごちそうさまぁっ♪」の絵本は怖いよ!2012/04/19
みゎこ
11
スイーツ少なめ。むしろカラカラ。妖精さんは正しく「お守り」で、旧人類側メインのSF展開でした。核心ぽいものがガンガン出てきているのに、今後どう転んでいくのか分からない!ぴおんさん達にはホロリときました。妖精さんをメインに考えがちだけど、調停官は閑職であって、大勢は旧時代の文明重視なんだね。2010/10/25




