- ホーム
- > 和書
- > 文庫
- > ティーンズ・ファンタジー
- > ガガガ文庫
内容説明
携帯電話になった俺の意識をコピーし、増やしつづける砂原とマリア。風崎彰吾から株取引を学び、デイトレで荒稼ぎを目論むザム。“探偵”と称して冴子と接触するエリス。それぞれが奇妙な動きを見せるなか、決戦の時は刻一刻と迫っていた。マリアの研究を阻止するべく、魔術協会が日本に送り込んだ最強の“切り札”。ふたりの魔術師は手はじめに風崎兄妹を襲撃する…。ついに明かされるマリアの真の目的。そして迎えた“最後の日”―。無数に増えた俺の意識の行方は?衝撃の完結編。
著者等紹介
水市恵[ミズイチケイ]
第1回小学館ライトノベル大賞ガガガ部門で佳作を受賞し、受賞作『携帯電話俺』でデビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
あかふく
2
ちょうどいい終わり方でした。3巻という短い巻数だったのが少し残念で、もう1巻くらいあって、「俺」の無限複製とかについて掘り下げられてたら読む部分がもっと出来てて嬉しかったかなあと。しかしお話としては非常に好きです。最初の美保と彰吾のイラストがとてもよいですね。2012/08/04
三毛招き
2
うーん、ハッピーエンドともバッドエンドともいえないもやもやした終わり方。2012/05/09
十六夜月の使者
1
兄上の死体をそういう風に再利用したか、成程。美保も能力消えたんだなー。2009/05/29
トーテムポールさん
0
携帯電話になった人の話の最終巻。携帯電話俺は携帯電話俺達になった。自意識のデータ化、そして大量複製。それでも動じないぶっ壊れてる主人公。自我が偏在化して、各キャラの携帯に送り込まれる展開は面白かった。どうせなら全キャラの携帯に一斉送信とかでも良かったと思う。主人公の携帯電話としての傍観者ぶりが板についてしまい、今回は出番その物が少なかった。最後なのに。ラストは「え、これってどうなんだ?」って感じ。そうとしか言いようがない終わり方。そしてそうなってもやっぱり動じてないような主人公。怖い。2017/11/28
秋庭誠
0
☆7 シリーズのまとめからいうと、なんとも微妙なお話だった。あまり起伏がないというか…。ラストの終わらせ方とかは良かったとは思ったけど。圧倒的絵不足。2012/11/17