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内容説明
1930年代、イギリス。K子爵家で起こった殺人事件は名探偵アーノルドの手により解決、ノルマンディー・コンクェスト以来の名門は、崩壊した。子爵夫人に仕えていたメイドのエヴィは失業、求職中の身となる。アーノルドの紹介でようやく農園を営むC家に再就職し、メイド仲間と子どもたちとの関係に慣れてきたころ、C家でハレンチな事件が起こる…。そこに訪れる名探偵アーノルド。事件を隠蔽し、探偵の介入を阻止しなければ、再び失業の危機!C家の名誉とお給金のため、頑張れエヴィ!「探偵みたいな奴ね」「…よく言われるわ」。
著者等紹介
樺薫[カンバカオル]
1980年1月11日生まれ(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ヱロ本Gメン
5
『ぐいぐいジョー』が面白かったので作者にデビュー作を読んでみた。悪くはないが事件自体のスケールが小さいし、ネタが単発的で噛み合っていない。まだまだ習作途中という感じがする。作者の最近の作品を読んでみたいが充電中なのだろうか?まあ気長に待つとしよう。2017/07/30
ビター
2
やりたいことはわかる。2013/07/19
さぼ
1
③ 殊に文章が素敵過ぎ。かっこいい(人によっては可愛い)メイドが本物のメイドとして活躍するのに爽快する話。メイドに探偵を対置するような見立てもあり、ガジェットとしてミステリー仕立てになっていてもそれを探偵的に解決するのではなく、メイドとして片づける。一種のアンチ探偵小説としても読めるというお得感。けど全体としてはインテリなラノベとして楽しめるのでそっちでお勧め。ガガガの懐の広さが存分に感じられるなあ。2009/11/11
RumiRemi
0
百合・ミステリー・ネタバレの範囲であと少し。節操が無い、と言えばそれまでだけども、様々なベクトルでネタが組まれていて、強い偏りもなくいいバランスで詰め込まれ、しっかりとしたエンターテイメントになってるなぁと思う。自分としては百合がもうちょっと押されてれば、とは考えてしまうけど。あとタイトルはもうちょっと他に引き出せるところがあったんじゃないかなぁと。SFの方面には疎いので、自分が気づいた範囲以上にもっと何かあると思うと調べたくなってくる小説。面白かった。2013/06/23
kodamatsukimi
0
ヴィクトリアンといえばメイドと名探偵 あれこれ一緒にしちゃえばいんじゃね という時代物パロディなミステリ風ライトノベル ただ作者も書いているようにどっちつかず とはいえ自覚のあるとおりその按配調整が良く出来ていて 次作品に期待したい程度 なので読んでみよう2011/07/09