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出版社内容情報
永遠のヒーロー、ウルトラマン。本書は「ウルトラマン」放映当時シリーズの1本として考えられていた脚本を、実相時監督が再構成して小説化。科学特捜隊、新怪獣など当時の設定そのままに、よみがえった幻のウルトラマン物語!!
永遠のヒーロー、ウルトラマン。放映後30年近くを経た現在でも、大人子供を問わず絶大な人気を集めるキャラクターです。小説版『ウルトラマン』は放映当時シリーズの1本として考えられていたものを、実相寺監督が再構成して小説化したものです。科特隊、新怪獣など当時の設定そのままに、ウルトラマンが活躍するストーリーです。現代によみがえる幻のウルトラマン物語、話題を呼ぶ一冊です。
内容説明
幻のウルトラマン、復活。ウルトラマン・シリーズ、幻の1本が、実相寺昭雄の手で今甦る。完全書き下ろし版。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Bugsy Malone
75
ウルトラマン中の実相寺監督作品は、異彩を放つ演出とS光線を使わずに物語が終息するという特徴的なものでした。それらは監督のこだわりと反骨精神故に生み出された名作揃い。しかし監督が制作当時考えていものを後年書き起こしたこの小説は、怪現象の発生から怪獣退治まで、ユーモアとちょっとしたサービスを織り込んだまるで王道の様な物語。それは当時『ウルトラマン』に対しわだかまりを捨てきれなかった監督が、時を経て『ウルトラマン』を見つめ直し、懐かしさと愛を込め、尚且つ大いに楽しみながら書き上げた愛すべき壮大な娯楽大作でした。2019/02/17
KANEO
2
実相寺監督による完全オリジナルストーリー小説です。TV本編では変化球的な作品を手掛けることが多いかった監督ですが、これは怪獣映画の王道的なストーリーで怪獣も2匹も出てきて派手で娯楽性に富んでいて楽しませてくれます。『ウルトラマン』をよく把握しているんだなあと感じさせられる箇所が随所に見られます。実相寺監督ホントに『ウルトラマン』を愛していてくれたんですね。 実相寺監督によるオリジナルストーリーのウルトラマン小説が本作とセブンの2作だけなのが非常に残念。もっと読みたかったなあ・・・。2012/02/25
ナンさん
1
幻の脚本を再構築し小説化している作品ではあるのだけれど、このままTVシリーズや劇場版の一本にしても良い様な作品。然も出るわ出るわ新兵器の数々。ウルトラマン本編で「故郷は地球」(決してシルバー仮面の主題歌では無い)の脚本を書いたり他の話でも脚本を書きいた著者だからこそ書けた話なのかなと言う印象。 2020/11/13
hiro
1
Kindle版。編集局のドタバタや、科学特捜隊隊員のやり取りが昭和のコントかよ!と思う仕上がりだが、まさに昭和の作品だった。2019/08/08