小学館キャンバス文庫 冥府の埋火―紅の鬼神〈上〉

早坂 律子【著】

小学館（1995/06発売）

• サイズ 文庫判／ページ数 250p／高さ 16cm
• 商品コード 9784094302219
• NDC分類 913.6
• Cコード C0193

出版社内容情報

エベレストの氷河から、古代人の遺体が完璧な状態で発見された。一方、日本のある村では３人の兄妹が“闇の者”との闘いを始めていた。闘いは町に波及し、次第に広がり…。奇跡の発見と日本での闘い、この二つにつながりがあろうとは誰が予測しえただろうか…。

遠い、ヒマラヤの山中、分厚い氷河の中から古代の人間の完璧な遺体が発見された。一方、日本のある地方で、今しも陰の戦いが始まっていた。ヒマラヤの事件と日本での戦いが関係していようとは、誰も気づかなかった。

内容説明

まさしく奇跡。そう呼ぶにふさわしい大発見が、世界の最高峰エベレストで、あった。山の中腹に近い氷河の中から古代人の身体が発見されたのだ。しかも完璧。着衣は損傷が激しく、元の形は留めていなかったが、その身体は、傷ひとつなく、まるで眼っているようであった。一方、日本の、ある山間の村では、三人の兄妹たちが闘いを開始していた。相手は、正体不明の“闇の者”たち。闘いは街に波及し、次第に広がっていくのだが、この闘いと、エベレストで発見された遺体とが密接な関係を持っているとは、誰も予想し得なかったことだった…。