小学館キャンバス文庫<br> 彼方より光

小学館キャンバス文庫
彼方より光

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  • サイズ 文庫判/ページ数 236p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784094300710
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

出版社内容情報

不良少女にいじめられ、傷ついた雛子。裸の姿で桜の木の根元に置き去りにされ、血の涙を流す彼女。この時、池の水面に映った優しげな少女が雛子をさし招いた…。そして、彼方よりの光が雛子を生まれ変わらせた。彼女の憎念は凄じい力となり、不良少女たちを…。

コンプレックスをたくさんもち、人に対する嫉妬ばかりが一人前の宮地明日美は、江華学園高校の2年生。両親を事故で失った従姉妹・藤本充音が居候しているが、お嬢様育ちの彼女とは馬が合わない。そんなある日、明日美は、耳ざわりな音が聞こえ、異空間をさまようという奇妙な体験をする。そして、部活で、悪友である静沢さやかとテニスをしている最中、異常な出来事に遭遇するのだった…。

内容説明

ぐず。ぶた。消えろ。失せろ。死ね。不良少女らに理由もなく、よってたかっていじめられ、無残に傷つけられた東宮雛子。一糸まとわぬ姿で、桜の木の根元に置き去りにされ、血の涙を流す雛子を、碧色の池の水面に映る、優しげな少女の像がさし招いた…。このとき、彼方よりの光が、時の空洞を走り、雛子を生まれ変わらせた。痛めつけてやる、みんな…。思い知らせてやる。おまえたちがわたしになにをしたかを。雛子の憎悪の念は凄まじい力となり、不良少女らを次つぎに血祭りにあげていった…。でも、贄はこれだけでは足りない。

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