パレット文庫 ペット心理療法士事件ファイル〈ＮＯ．５〉

新田 一実【著】

小学館（2004/03発売）

• サイズ 文庫判／ページ数 233p／高さ 15cm
• 商品コード 9784094214956
• NDC分類 913.6
• Cコード C0193

出版社内容情報

二人と一匹の怪猫が、奇妙な難事件を解決！

19歳の大学生・悠次は、何故かペットの言葉が理解できる。特に親友・将の飼い猫・タマの言葉はよくわかる。この二人と一匹は奇妙な三角関係。将は悠次が好きで、タマは将が好きなのだ。タマの嫉妬心から難事件発生。

内容説明

２月の初め。静岡に住む女学校時代の旧友を訪ねていた将の祖母が、迎えに来いと電話をかけてきた。すでに夜である。友人に孫自慢をしたいのかもしれない。物騒な事件に巻き込まれる将たちを監視している（？）タマ（車ぎらい）は置き去り…。将は悠次とのドライブを楽しんでいたが、サービスエリアで車中にタマを発見。祖母からの電話「おいしい魚をご馳走する」を聞いていたのだ。立派なお屋敷で出迎えたのは、将や悠次と同年代の香奈という女性。孫同士の気楽なお見合いという魂胆も？しかし翌朝、悠次が散歩に連れ出したこの家の犬が、雑木林の中で他殺死体を暴き出した―。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

[瀧ながれ]

遠出した先で死体を発見、とか、美少年(笑)がおいしい新鮮な苺でケーキを作る、とか、いろいろありましたが、クライマックスのタマ無双がぜんぶ持っていきましたね。テリアに人間を噛ませたらアカンやろ。噛んでひねったらアカンやろ…。

2014/02/17

[hisoka 秘]

再読。出かけた先で死体を見つけるというのは、フィクションではお約束。悠次が出かけた先で知り合った女性と仲良く話しているのに将がヤキモキしているのが乙女だわ～

2013/07/10

[カササギ]

前回、「ごめん・・・」とか言ってたのに。全然懲りてませんね、将は。

2009/10/18