パレット文庫 ペット心理療法士事件ファイル〈ＮＯ．２〉

新田 一実【著】

小学館（2003/09発売）

• サイズ 文庫判／ページ数 249p／高さ 15cm
• 商品コード 9784094214925
• NDC分類 913.6
• Cコード C0193

出版社内容情報

動物語がわかる大学生に、またまた怪事件！

将と悠次は同居人。悠次は猫語がわかる。ある日、将の飼い猫タマが、一週間も家を空け、ボロボロの猫と一緒に帰ってきた。この猫、血統種のヒマラヤン。さっそく飼い主捜しを始めたのだが、とんだ事件に巻き込まれ…

内容説明

真夏…。浅川将と、居候・尾鷲悠次主従が昼寝をしていると、一週間も家を空け、将を心配させていた飼い猫（怪猫）タマが帰ってきた。しかも「見捨てたら化けて出そうな、よろよろのゾウキン」（タマ談）にしか見えないシャム（ヒマラヤン？）もどきの迷い猫を連れて…。“聞き耳頭巾”健在の悠次の感触では、あまり外に出たこともないわがまま猫。洗って獣医にみせ、サマーカットにしたあと、迷い猫のポスターを作り始めた。悪友・伊藤の車に乗せてもらい、タマのナビゲーションで、とある住宅街に辿り着いた悠次だが、タマに付いて歩いているうちに、熱中症で倒れてしまう。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

[瀧ながれ]

（03年）聞き耳頭巾事件簿、第二巻。飼い猫のタマが、ゾウキンみたいに汚れた長毛種の猫を連れ帰る。人間に対する様子から、どうやら溺愛されていた飼い猫らしい。主人公たちは、タマの声を手がかりに、ゾウキンの飼い主を探すが…。タマ無双。いや、猫が怒ると人間は勝てません。

2014/01/05

[なんぱん]

気位の高い迷い猫が飼い主と再会できた途端に泣き出すところが良かったです。ペットを飼ってる人って、優しい人が多いのかな‥と思わせられる話でした。

2014/03/17

[里希]

一巻でも思ったけど、別に心理療法はしてないよね。

2010/04/20

[hisoka 秘]

再読。タマがぼろ雑巾のような迷子猫を連れてきたところから始まる事件。虚弱体質の悠次は熱中症でダウン。話としては面白いが、毎日将にこれだけうまいもの食べさせてもらっていてこんなに虚弱ってあり？大男って急に背が伸びる成長期には一時的に虚弱なのもいるけど、やっぱり体力があってこそ大きくなれると思うんですけど・・・まあ身近な数例しか知らないけど

2013/07/09