内容説明
日本で最も過酷な荒行二回達成の現代の生き仏。勇気と励ましの人生メッセージ。
目次
何が原因なのかを一生懸命考えている
基本がなかったら何もならない
太陽が東に昇る国に何しに来た
知ろうと思ったら実践すること
とにかく続けることそうすれば必ず何か見えてくる
人生におちこぼれなし
仏様は普段のままの気持で信じる人も信じない人も見守って下さる
夜が明けるいつものように朝が来る
まずは三日辛抱
体でもって一生懸命祈ること〔ほか〕
著者等紹介
酒井雄哉[サカイユウサイ]
大正15年大阪府生まれ。家業の失敗で5歳で東京へ。中学受験に失敗し、予科練へ志願し特攻隊になるが出陣の機会がなかった。戦後種々の仕事に就くが失敗。新婚の妻の自殺を機に出家。修行の後、千日回峯行に挑み、平成2年には2回目を満行。現在、天台宗大阿闍梨で、延暦寺長寿院住職
寺田みのる[テラダミノル]
昭和21年滋賀県生まれ。関西を中心に風景画、挿絵、絵本の世界で多彩に活躍。東京、関西で毎年個展を開催し、好評を博している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
mami
7
画賛とは絵に添えられた言葉のことなんですね。その文言を書かれたのが酒井さん。絵は寺田みのるさんで文章は細溝さんという方。いい内容だったからいいんですけど「著書 酒井雄哉」と記したら混乱しますよ。2015/11/22
よし
1
比叡山の酒井大阿闍梨の言葉(揮毫)に画家の寺田みのるさんが画を添え障害児協会賛助会の細溝さんが酒井大阿闍梨にまつわるエピソードを書いた本。今回収録されている32の言葉を読んでいて、肩の力が抜ける感じがしました。「人生におちこぼれなし」や「勝手に自分で学ぶしかしょうがない」などの言葉が心に響きます。もう、酒井大阿闍梨の肉声を聞くことができないのが残念です。2015/04/03
ゆかりん☆
0
ネットで他の千日回峯行の本とまとめ買い。中身を確認せず購入したので文章も酒井阿闍梨が書かれているのかと勘違いしていた。書かれたのは画に添えられた揮毫のみのようです。阿闍梨が書かれた文章以外で酒井阿闍梨のことを読むのは初めてだったので、また違う角度から知ることができた。巻末の仏教の歴史や比叡山のこと、天台宗、千日回峯行の説明などが添えられており、今まで仏教の宗派に???だったのが、大雑把に理解できたのが良かった。2013/05/03
-
- 和書
- 路地裏の劣等感