出版社内容情報
ニートはアダルトチルドレンの亜流である
ニートと呼ばれる人々はみなごく普通の青年たちである。礼儀正しいし、明るいし、何よりも苦労なく育った屈託のなさと人の良さが感じられるものだ。しかし彼等には、母子癒着の結果として、自立体験のないまま過ごした子供時代という共通体験があり、それがニート=アダルトチルドレンの温床になっている。果たして、彼等の“自分探し”に終着点はあるのか? ニートから抜け出す方策はあるのか? 数々の事例を挙げながら検証していく。
「進化」したアダルトチルドレンにいかに対処するか
内容説明
ニートも引きこもりも、半分子供であるがために、自分の自由意思で人生を選択することができずに、大人の行動規範から逃避しようとしている人たちだ。とくにニートの若者たちは「日本的アダルトチルドレン」が「進化」した姿である。彼らを生み育てたのは、日本社会の土壌であり、また子供を甘やかすだけの親、とくに母親のかかわり方が原因である。ニートや引きこもりの問題に対処することは、大人になれない日本人と、その産物である「日本的アダルトチルドレン」を解明することから始めなければならないと本書では問いかける。
目次
第1章 ニートと引きこもりの心理分析
第2章 日本は“未熟人間”の拡大装置
第3章 アダルトチルドレンの心理分析
第4章 機能不全家庭と“やさしい暴力”
第5章 アダルトチルドレンに魔の手を伸ばす信仰と狂気
第6章 アダルトチルドレンの恋愛・結婚の果て
第7章 アダルトチルドレンとカウンセリングの功罪
著者等紹介
荒木創造[アラキソウゾウ]
1945年東京生まれ。早稲田大学政経学部中退。家庭教師、英語通訳・翻訳者などを経て、心理カウンセリングを始める。自身の吃音克服経験を基に、吃音矯正テープ「すらすら」を開発。ストーカー問題にかかわったのをきっかけに新聞・テレビ・雑誌等でコメンテーターとして活躍(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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