出版社内容情報
肝臓の病気というとアルコールが原因と思われがちだが、肝臓病入院患者の約80%はウイルス感染によるものである。病気になってもすぐには症状が出ないことから、肝臓は“沈黙の臓器”と言われ、知らないうちに病気が進行してしまう危険性も。手遅れにならないうちに治療を行うためにも、肝臓の病気に対する知識を深めておくことが大切なのだ。日本の肝炎研究治療の第一人者が、肝臓のメカニズムから最新治療法、日常生活の注意点までを詳しく解説する。
内容説明
ウイルス性肝炎を中心に各肝臓病の特徴、治療法をわかりやすく解説。肝臓を守るための正しい対処法を伝授。
目次
第1章 肝臓病のほとんどは「感染症」です
第2章 ウイルス性の肝臓病を正しく知りましょう
第3章 肝臓の働きを知りましょう
第4章 肝臓病と闘うには検査が大切です
第5章 肝硬変、肝がんに進行させないためには
第6章 肝臓病はこうして治す
第7章 日常の食生活に気をつけて肝臓病を防ぎましょう
著者等紹介
与芝真[ヨシバマコト]
医学博士。日本肝臓学会認定医・指導医。1943年東京都出身。70年東京大学医学部医学科卒業後、72年に同医学部付属病院第一内科入局。86年より昭和大学藤が丘病院消化器内科助教授、01年より教授、03年より同病院の副院長に。米国肝臓学会、国際肝臓学会などで活躍する一方、浄土宗高輪松光寺の住職も務める。92年、昭和大学より「ウイルス性劇症肝炎の病態の解明と治療法の確立」に対し、上篠賞を受賞
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