出版社内容情報
政経塾塾生を前に松下幸之助が語った人生哲学の奥義。
「素直な心で衆智をあつめ、自修自得で事の本質を究め、日に新たな生成発展の道を求めよう」(松下政経塾訓)──松下翁が政経塾塾生に語った講義録は、不況にあえぎ自信を失った日本人に元気を与えてくれる。塾生として松下翁の生の声に感動した筆者が、「会社を元気にする」「自分を高める」「日本を建て直す」という3つのキーワードでまとめた珠玉の講話集。
内容説明
低迷する日本の景気。だが、恐れることはない。我々日本人は、これまでも幾多の困難を乗り越えてきたではないか。経営の神様と言われた松下幸之助は、生前、自ら設立した松下政経塾の塾生たちに語りかけた。「君らもな、社会の本当の姿を学ぶためには、本の中からだけではまったく足らんで。本はあくまで空論やな。現実はもっと違うな。それを君らに話そう」自ら汗して自分を高める努力の先にこそ、未来がある。松下翁の言葉には、日本人が目指すべき道がいまなお示されている。塾生だった著者が直接聞いた珠玉の82講。
目次
第1章 会社を元気にする三十六講(二十人に一人、これがわかる人がいるのや;いろいろ考えながら眠らんとあかんな ほか)
第2章 日本を建て直す十六講(この塾を開いた価値がある;西洋とアジアの橋渡しになる命運が、日本にはあるのだ ほか)
第3章 自分を高める三十講(相手を誹謗したり、中傷したりしたらだめや;僕も死んだら神様や ほか)
著者等紹介
小田全宏[オダゼンコウ]
1958年、滋賀県生まれ。東京大学法学部卒業後、83年、第四期生として松下政経塾入塾。86年より、「ルネッサンス・ユニバーシティ」代表として、多くの企業で教育実践活動を展開。また日本政策フォーラム「首相公選の会」代表としても知られる
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