出版社内容情報
野球界最大のスター、ベーブ・ルースより「最高のスポーツマン」と称される超人の波瀾万丈の人生とは。
スポーツ文学作家・佐山和夫の多年にわたるアメリカ取材をまとめたもの。アメリカ先住民族の血をひくジム・ソープの波瀾万丈な人生は、読者にも静かな興奮を呼びおこす。少年の頃から早くも陸上競技に天分を発揮し、フットボールの花形プレイヤーとしてファンを魅了。オリンピックの十種競技でも金メダルをとり、さらに大リーガーとして日本にも来た最高のスポーツマン。元IOC会長ブランデージとの確執なども注目に値する。
内容説明
ベーブ・ルースはホームランをよく打った。カール・ルイスはオリンピックで九個の金メダルを獲得した。アベベ・ビキラの神々しい走りも忘れられない。ボブ・ヘイズに、ボー・ジャクソン、それにマイケル・ジョーダンだって、すごいスポーツマンだ。でも、この超人たちよりもっとすごい男がいた―それがこの本の主人公ジム・ソープだ。英語に堪能な著者ならではの取材力で主人公ジム・ソープの生涯が構成されています。
目次
聖火はまだか
ジム・ソープとは
「サック・アンド・フォックス」
「カーライル・インディアン学校」
フットボールに、ベースボールに
「インディアン・スクール」の星
「イースタン・カロリーナ・ベースボール・リーグ」で
オリンピック大会
頂点からドン底へ
結婚、そして日本へ〔ほか〕