出版社内容情報
リタイア名人、森下雨村の復刻作品集第2弾
雑誌『新青年』の編集長として、江戸川乱歩や横溝正史など多くの才能を育て、自らも人気作品を書いた名編集者森下雨村が没して、今年で40年になる。52歳の若さで故郷・高知へ帰り、半農半漁の生活を楽しみながら地元の人々との交流を珠玉のエッセイにまとめた雨村。人生を二毛作ととらえ、過去の栄光にすがることなく自然体で生涯を終えた雨村の、質素にして贅沢な生き方は、目前に迫る大定年時代にも通用する普遍的な選択に違いない。
現代によみがえった幻の釣りエッセイ
目次
第1部 雨村の世界に遊ぶ(釣友心友;山を見る話;横浪の鯔かけ;運・鈍・根;釣り人と運;釣りの味 鮎の味;釣り仲間;川で会った人々 ほか)
第2部 リタイアの名人―評伝・森下雨村
著者等紹介
森下雨村[モリシタウソン]
本名、森下岩太郎。高知県佐川町生まれ。雑誌「新青年」の創刊編集長。江戸川乱歩、横溝正史らを育成した、日本の推理小説のパイオニア。昭和15年、佐川町に帰り、釣りと農作業に明け暮れる。昭和40年没
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