出版社内容情報
伝説の釣り師を追って20年!渾身のノンフィクション
相模湖のへら鮒釣り名人として前人未到の大記録を打ち立て、全国にその名を轟かせた近藤市太郎氏の足跡を辿ったノンフィクション。勤務先の会社倒産、事業を興すも失敗、妻と3人の子供たちも顧みず、へら鮒釣りに没頭する中で、「市太郎釣り」と呼ばれる独自の仕掛け・釣り方を編み出し、「型もの200尾」「1日341尾」「最大52cm」等々の記録を持つ。「魚の道」を追い求め、今も幻の「白い巨べら」釣りに賭ける伝説の名人の人生に迫る!★文庫オリジナル
内容説明
相模湖のへら鮒釣り名人として、数々の大記録を打ち立て、全国にその名を轟かせた近藤市太郎氏の足跡を、約二〇年にわたって辿ったノンフィクション。勤務先の会社倒産、事業を興すも失敗、妻と三人の子らをも顧みず、へら鮒釣りに没頭するなかで、「市太郎釣り」と呼ばれる独自の仕掛け・釣り方を編み出し、「型もの二〇〇尾」「一日三四一尾」「最大五二センチ」等々、前人未到の記録を樹立していった。今もなお「魚の道」を追い求め、幻の「白い巨べら」釣りに懸ける稀代の釣り師の人生に迫る。
目次
第1章 巨べらの里(釣り名人;手ほどき;源流 ほか)
第2章 夜の孤舟(叉長の情け;魚の道;逆転 ほか)
第3章 白い魚拓(四季;揚げ沢夜話;変遷 ほか)
著者等紹介
滝一[タキハジメ]
本名・滝川益男。1939年東京都生まれ。栃木県立宇都宮高校、東京外国語大学英米科卒業。英字新聞記者、雑誌編集者、団体職員を経て、現在は翻訳を中心に文筆業に勤しむ
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