小学館文庫
川端龍子 詠んで描いて四国遍路

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  • サイズ 文庫判/ページ数 221p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784094115116
  • NDC分類 186.9
  • Cコード C0126

出版社内容情報

日本画の巨匠・川端龍子が、65歳で初めての四国遍路に出たのは戦後間もない1950年のこと。6年がかりで八十八ヶ所を回りきり、水墨彩色のスケッチと即吟の俳句、短い探訪記による作品が完成した。昨今のお遍路ブームとはひと味違う、みずみずしい視点の画文集。

 日本画の巨匠・川端龍子は、戦後まもない1950年、65歳で初めての四国遍路に出る。豪放な大作で知られた龍子は、それまであまり手がけなかった風景画を極めたいと写生帳を携えて6年がかりで八十八ヶ所を回り、「草描(そうびょう)」と名付けた墨絵に淡彩をほどこした作品に仕上げたのだった。短い探訪記と俳句数句が添えられた全作品を収録。八十八ヶ所を遍路して歩く旅人の視点でみずみずしく捉えた格調高い画文集。■文庫ビジュアル

内容説明

「愛染」「鳴門」など豪放な大作で知られる日本画の巨匠・川端龍子が四国遍路に出たのは戦後間もない1950年のことだった。龍子は、妻と息子の菩提を弔うと同時に風景画を極めたいと写生帳を携え、65歳から6年がかりで88カ所すべての札所をスケッチしながら巡り終えた。それらは「草描(そうびょう)」と名付けた墨画淡彩の作品として発表されている。『ホトトギス』同人でもあった龍子の俳句と短い探訪記が添えられた全作品を収録。世に数多ある遍路紀行本とは一線を画す、格調高い画文集。

目次

徳島―発心の道場
高知―修行の道場
愛媛―菩提の道場
香川―涅槃の道場
高野山金剛峯寺奥の院

著者等紹介

川端龍子[カワバタリュウシ]
1885~1966年。和歌山県生まれ。洋画から出発するが、渡米中に日本古美術に魅せられ、日本画に転じる。1928年、日本美術院を脱退。翌年青龍社を興し、従来の日本画を否定、展覧会への出品を前提とする豪放な大作を次々と発表した
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ikedama99

3
ながめるだけではなく、俳句もある。それとあわせて雰囲気を味わうのが楽しい。ゆっくりとした時間を楽しみました。大作で有名な人だが、このような作品もまたいい。2018/12/13

Kudo Atsushi

1
昭和25~30年のお遍路の様子がうかがえる。2021/09/13

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