出版社内容情報
なまず高校生と伯父さんのコンビが138キロの河をくだる。
都市のそばには川がある。川のそばにはヒトがいる。カヌー、カップル、花火…人間って何て変てこな生きものだろう。川はいつも同じようでありながら、少しずつ変わっている。昨日とまったく同じ景色が広がっているように見えても、そのふところでは、ヒトの想像を絶する数の生命のいとなみが、日々あたらしく息づいている。不登校の高校生なまず君とその脱サラ叔父さんのコンビがつづる多摩川138キロの珍道中!! 川っておもしれぇ。
内容説明
都市のそばには川がある。川のそばにはヒトがいる。カヌー、カップル、花火…人間って何て変てこな生きものだろう。川はいつも同じようでありながら、少しずつ変わっている。昨年とまったく同じ景色が広がっているように見えても、そのふところでは、ヒトの想像を絶する数の生命のいとなみが、日々あたらしく息づいている。不登校の高校生なまず君とその脱サラ叔父さんのコンビがつづる多摩川138キロの珍道中。
目次
羽田まで138km―水干からおいらん淵へ
羽田まで91km―むかしみちと奥多摩ヤマメ
羽田まで82.5km―奥多摩のカヌーイストたち
羽田まで78km―御岳山で紅葉狩
羽田まで65km―酒蔵で寒造りを見学
羽田まで65km―梅と桜の名所をたずねて
羽田まで45km―是政から拝島まで散歩
羽田まで21km―多摩川花火大会の夜
羽田まで18km―馬のいる河川敷から下って
羽田まで3km―河口へ
旅を終わって―ヒトもナマズも川で生まれ変わる
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
barcarola
4
川は好きだ。海よりも。さて、本書。多摩川の源流から河口域まで小説仕立てで辿る旅。主人公がナマズの生まれ変わりということだが(笑)、ナマズはあまり関係無い。ページの半分程度は美しい写真(カラー多数)であり、ガイドブック的でもある。2020/06/06
じょみ
0
文書も写真も面白い。手放してしまったのが悔やまれる。
mft
0
サブタイトルにあるように源流の水干から河口の羽田までの各所に行くのだが、不登校の高校生と古道具屋の店主を主人公にしたフィクション仕立てになっている。奥多摩駅から小河内ダムまでのむかしみち辺りは機会があれば歩いてみたい2018/11/09
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