出版社内容情報
関東周辺の30ヶ所の森と林へ朝出ていい空気吸って夜帰宅。
地元の人々の生活に密着して生きてきた里山の雑木林。不伐の掟に守られた深い原始の森。贅を尽くしてつくられた庭園の精緻な樹林。東京とその周辺に散在するそんな森や森林公園から30カ所を厳選し、山歩きのベテランである著者が愛着をこめて、バラエティ豊かな森の種々相と魅力を詳説する。清冽の気に満ちた森こそ心身の癒しの聖域。くさぐさの煩いごとはひとまず捨てて、木にふれ、木の心を聴きに、いざ森へ。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ごへいもち
16
出不精の私でもフラッと行って見たいなと魔が差しそうになる。誰か誘ってくれないかな、なんて。宅地開発の波に著者はもうここはダメだなと思ったという三浦半島の自然がしばらくぶりに見たら意外にも残っていたという「横浜自然観察の森」。「どうしてここにこれほどの自然が残されることになったのか、どれほどの努力がされてきたのか、ただ頭を下げるだけ」という著者のコメントも同感。2013/10/11
