出版社内容情報
すべての犬好きに捧げるニコル流“愛犬狂想曲”。
犬を飼おう──。むろん、名前はモーガスだ。かつて僕と悲しい別れをしたあの犬の名だ。あの犬の「魂の兄弟」だ。こうしてニコル家にやってきたモーガスは、趣味が穴掘りで脱走の名人、お酒も飲むし、そのうえ無類の好色家だった。生粋のアイリッシュ・セッター、モーガスが黒姫の里を舞台につぎつぎと騒動を巻き起こす。著者と同じケルトの血をひく「アイルランドの赤毛犬」は、いつしか最良の友になっていく。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
にゃも
6
主にアイリッシュセッターのモーガスとの日々を綴ったエッセイ。仕留めた獲物を捕りに行ってくれないからと言って真冬の川に放り投げるもニコルさんの意図が全く伝わらず逃走されるとか、ワイルドなニコルさんの残念な飼い主っぷりが笑えます。他にもイタタなエピソード満載ですが、ニコルさんなりにモーガスを愛しているんだろうなぁと思いました。世界中の犬たちが飼い主に愛され必要とされる存在であることを願ってやみません。なんたって、『犬生は人で決まる』んですから。2018/04/04
カエル氏
1
ここまでいくと本当に飼うの大変だったでしょうね。。でも手のかかる子ほど可愛いもの。2018/07/16
サキエ
1
賛成できない意見も多い。でも愛犬がいる生活っていいな。2013/01/31
keiko nakazawa
1
題名に騙されて買ってしまった。 悪くはないけど、よくもない。 まあ、イギリス人が犬をどう扱うかがちょっと見える感じ。 お金を出して読むほどではない。2011/11/23
チャンドラー
0
著者の人生に彩りを添えたメガンとモーガス。二頭のやんちゃなアイリッシュ・セッターとのけがえの無い時間を過ごした日々を綴ったエッセイ。この犬のカップルのエピソードは人間の愛憎劇を見ているようで可笑しい。犬やペットに対しての理解が欧米諸外国に劣る日本人。豊富な運動量が必要な犬種を家に閉じ込め運動させない等の理由で、イギリスのブリーダーが日本に子犬を売ることを拒む理由には反省点がある。2022/12/18