出版社内容情報
鹿児島から宗谷岬まで??外国人が見た面白い人「日本人」。
冷凍たぬきに仰天し、温泉で老婆に囲まれて立ち往生。日本縦断三千二百キロメートルをひたすら歩いた親日家ニュージーランド人の大笑い旅日記だ。'97年に日本百名山を七十八日間で踏破した「大男の外人」は、意外にもユーモアのセンスあふれる文筆家でもあった。梅干しへっちゃら、納豆大好き、日本語堪能の著者が、外国人などに会ったこともない日本の田舎を歩くと、いったいどうなるのだろうか。
内容説明
冷凍たぬきに仰天し、温泉で老婆に囲まれて立ち往生。日本縦断三千二百キロメートルをひたすら歩いた親日家ニュージーランド人の大笑い旅日記です。’97年に日本百名山を七十八日間で踏破した“大男の外人”は、意外にもユーモアのセンスあふれる文筆家でもあったのです。梅干しへっちゃら、納豆大好き、日本語堪能の著者が、外国人などに会ったこともない日本の田舎を歩くと、いったいどうなるのでしょうか。
目次
第1章 霧の島
第2章 駅で夜を明かす
第3章 萩美人
第4章 山羊の通り道
第5章 冷凍たぬき
第6章 山の住人
第7章 わらうウナギ
第8章 海辺の宴会
第9章 今年の夏は、変だ!
第10章 台風と地震
第11章 もうひとふんばり
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
nobody
14
日本語堪能で蕎麦屋と美女と酒が好きな親日家のニュージーランド人が、1993年5月20日から99日かけて南から北へ日本列島を徒歩縦断する。白人に対する日本人の態度は日本語を喋るか否かで一変する。欧米人の特徴は率直に意思表示する一方でユーモアを重んじる。ユーモアとは皆まで言わず言外を読み取れということで、これが矛盾せず彼らには同居する。本書にはそうした読みとりが必要である。その視角からするとテーマたる彼の見つけた「本当の日本」というのも明暗両面に渡るものであり、その暗の部分が非常なオブラートにくるまれている。2019/05/19
Masa.H
13
こんなの読むと旅に出たくなって仕方ない。まぁ流石に歩くのは勘弁だけど、バイクにテントを積んでフラッと出かけたくなる。 内容的には日本にどんな幻想を抱いているのか知らないけど、なんだか愚痴や文句を主体に外国人が日本を旅する物語になっている。旅の視点が違うのがまた面白い。2016/04/09
酔いよい
8
よくも歩いたり!九州南端の佐多岬から北海道北端の宗谷岬まで、3200キロ99日間の歩き旅!これをやってのけたのは、ニュージーランド人のクレイグ・マクラクランさん。大の親日家で日本語にも堪能。それにしても、何故このような旅を思い立ったのか?彼は言う。「テレビの映し出す日本は、偏ったものになりがち。『本当の日本』探しをしてみたい」と。なんと見上げた心意気だろうか。旅を終えたクレイグさん、日本がますます好きになったに違いない。ちなみに 彼がこの旅を敢行したのは1993年のこと。現在はニュージーランド在住だ。2014/08/24
つちのこ
5
ニュージーランド人グレイグ・マクラクラン氏が日本列島を徒歩で縦断した記録。途中に寄り道して北アルプスに登ったりしているが、宗谷岬から佐多岬までの3200㎞を99日間で達成している。外国人ならではの日本の風習のとまどいや、道路事情、ゴミ問題など気づきも多く記されており、単なる旅行記にとどまっていないことに好感が持てた。(2006.2記)※追記⇒私も2020年に94日間をかけて列島を徒歩で縦断したが、本書が参考になったことは言うまでもない。(2020.12記)2006/02/26
秋乃みかく
4
★★★★☆ 本当の日本を探すため、鹿児島県佐多岬から北海道宗谷岬まで、約3200km、99日間にも及ぶニュージーランド人歩き旅!道中で出会うたくさんの心優しい日本人、変な日本人、そして著者と同じように歩きや自転車で旅している人たちとの触れあいは、読んでいて心が和みました(*^ ^*)まあとにかくいろんな人が登場しますが、読んでいて、日本人もなかなか捨てたもんじゃないな♪なんてちょっと心が温まった一冊でした(^ ^)2013/08/05




