小学館文庫
自殺志願

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  • サイズ 文庫判/ページ数 173p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784094088946
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

出版社内容情報

僕が、少女たちを殺した。

1通目「先生にみんなで最後にメールしようよって言い出したのは、ナツキだったと思う。カオルも、確かに五人も自殺したら、担任に迷惑かかるよねって賛成して。だから先生は、これから全員の遺書めいたメールを受信します」
2通目「全員のメールを読んだ後に、一人だけ、たった一人だけ返信するんです。五人のなかで一人だけです。一斉送信はダメですよ。引き金を引かれた人が生きて残りの四人が死ぬなんて逆の意味のロシアンルーレットですね」
3通目「顔見れば分かる。みんな選ばれたいって思ってる。助かりたい、生きたいっていうのと違うから面白いよね」
4通目「私は殺される。五人の中で真実を話しているのは私だけです。これは私を殺す為の、彼女達が考えた完全犯罪なんです」
5通目「先生、いずれにしろ私は苦しむのはもう嫌なんです。私を幸福にしてください。先生、お願い、私に返信してください」

【編集担当からのおすすめ情報】
伝説の名作ドラマ『高校教師』
『この世の果て』を凌ぐ、驚愕のラスト!
野島版『ブラック・スワン』!
女子高生五人による、恐怖のメール自殺ゲーム。
たった一度だけ許された“返信”が、彼女たちの生死を分ける。

内容説明

高校教師・藤原孜のもとに、担任している女子生徒五人から、自殺予告メールが届いた。一通目「先生にみんなで最後にメールしようよって言い出したのは、ナツキだったと思う。先生は、これから全員の遺書めいたメールを受信します」、二通目「全員のメールを読んだ後に、一人だけ、たった一人だけに返信するんです」、三通目「顔見れば分かる。みんな選ばれたいって思ってる」、四通目「私は殺される。これは私を殺す為の、彼女達が考えた完全犯罪なんです」、五通目「先生、お願い、私に返信してください」。殺すのは誰で、死ぬのは誰か?悪夢のようなラスト!

著者等紹介

野島伸司[ノジマシンジ]
1963年、新潟県生まれ。88年脚本家デビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ほぼ一日一麺

20
甘からず、辛からず、かといって美味からず(@ダチョウ倶楽部)・・・・・「高校教師」「未成年」「聖者の行進」かつての黄金期、今となっては過去の栄光なのか?2014/04/10

弥子

7
何度かひっくり返されて何がなんだかわからなくなりました。結局どういうこと?と聞きたくなる感じで、時間があれば再読して理解を深めたいですがそこまで思い入れがあるといえばそんなにないです笑。単純に5人の中の誰に返信するかというところが見たかったので残念。2014/05/12

saboten130

7
野島慎司好きだけどうーん.....これはあんまり好きではないかも。濃縮された話なんだけど人物がイマイチわからない(私の頭が悪いからか??)2014/03/21

あんだり

6
ドラマはさんざん見てきたけど、初野島伸司。他の方のレビューを見ると、酷評が多い・・・っていうか、登録数少なっ(笑)。個人的には好きなジャンルなのと、サラッと読める手軽さ、どんでん返しの楽しさなど70点あげたい。「五人の自殺志願者のうち一人だけ救える」っていうのは面白い。厨二的自殺願望や若かりし頃の甘っちょろい恋愛観など、めんどくせー描写もそんなにないし。問題はやっぱり最後の大どんでん返しだな。読者をあっと言わせるなら、伏線を回収しながら理論立てて納得させなきゃダメでしょ。これじゃ夢オチと変わらん。2014/08/03

ヴィレ村

6
結局真相は闇の中。 彼のセンチメンタルな檻は、死人まで生き返らそうと夢想したのだろうか。 最後はミステリーというよりホラー。 霊から逃げ切れたと思ったらまだ呪われてたみたいな。 そんなバッドエンド。2014/06/11

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