小学館文庫<br> 「イタリア郷土料理」美味紀行

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小学館文庫
「イタリア郷土料理」美味紀行

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  • サイズ 文庫判/ページ数 281p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784094088922
  • NDC分類 596.23
  • Cコード C0195

出版社内容情報

9都市20人が誇る「最愛のひと皿」の物語

イタリア料理人の落合務氏曰く「イタリアは、自国の料理、ひいてはマンマの味が一番だと思っている人だらけ」。こと食に関しては誰よりも誇り高く、食べることを楽しむことに何より情熱を注ぐのがイタリア人なのだ。そして、海に囲まれた細長い国土を山々が貫くイタリアは地方ごとに気候・風土が異なり、そのため食材も料理も地方ごとに違う。さまざまな郷土料理から成り立っているのが、イタリア料理とも言えるのだ。
トリノ、ミラノ、ヴェネツィア、ボローニャ、フィレンツェ、カリアリ、ローマ、ナポリ、パレルモ……翻訳家の著者はイタリア全土を旅しながら、9都市に暮らす20人と出会い、彼らの食卓の記憶を引き出していく。小説家、デザイナー、印刷職人、トマト生産者、操り人形師など、さまざまな職業の人々が語る「最愛のひと皿」の物語は時に甘く、時にはとても苦い。その土地で懸命に生きる、前向きで力強い人々の姿が伝わる美味紀行。

内容説明

地方ごとに気候や風土が異なるイタリアでは、人々が欲する食材や味もさまざま。町の数だけ郷土料理が存在する。イタリア語歴三十年を超える著者が、トリノ、ミラノ、ヴェネツィア、ボローニャ、フィレンツェ、カリアリ、ローマ、ナポリ、パレルモの九都市とその郊外を巡り、各土地ならではの仕事をする人々になじみ深い料理を訊いて、地方ごとのちがいを浮き彫りにした書き下ろしエッセイ。イタリア人にとって食べること=人生。それぞれの料理から、その人の感性や人間性、人生の悲喜交々が垣間見える。巻末に『ラ・ベットラ』の落合務シェフによる解説を収録。

目次

第1章 トリノ
第2章 ミラノ
第3章 ヴェネツィア
第4章 ボローニャ
第5章 フィレンツェ
第6章 カリアリ
第7章 ローマ
第8章 ナポリ
第9章 パレルモ

著者等紹介

中村浩子[ナカムラヒロコ]
1961年福岡出身。イタリア語翻訳・文筆家。東京外国語大学イタリア語学科卒。本田技研工業勤務後、新聞社『ラ・レプブリカ』極東支局長助手。日本菓子専門学校外部講師。茶道表千家教授資格をもち、俳句結社「海」同人(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

mahiro

4
単に料理の紹介と言うよりそれぞれの地方の人々の人生が描かれている。 受刑者のタマネギ料理、ヴェルディが亡くなる数日前の昼餐、パルチザンの茹で肉、貴族ワイナリーのパンの煮込み、操り人形師のイワシのパスタなどエピソードの味わいも深い。2014/02/17

Moish

3
読んで美味しい本(?)を期待していたのだけれど。むしろイタリア各地に暮らす、さまざな職業の人の生活が垣間みれて、それはそれで興味深い。落合シェフも心酔する、パスタ・コン・レ・サルデが無性に食べたい。またイタリアに行きたい。そして、シチリアでカンノーリ食べたい。読書の感想じゃないな、これ。2014/03/03

ちびび

2
イタリア料理の本というよりはイタリア人の様々な人生を垣間見る本といった感じ。パレルモのワイナリーのその後が気になる。2014/03/24

niz001

2
『食』目当てで買ったんだが思ってたより『紀行』部分が多いなぁ。2014/01/06

まひろん

1
イタリアの食の安全さと豊かさが伝わってくる。一度行ったことがあるけれど、そんなに食を楽しんでいなかった。勿体ない。2025/02/11

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