小学館文庫<br> 風立ちぬ/菜穂子

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小学館文庫
風立ちぬ/菜穂子

  • 堀 辰雄【著】
  • 価格 ¥737(本体¥670)
  • 小学館(2013/11発売)
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  • サイズ 文庫判/ページ数 293p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784094088779
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

出版社内容情報

今に伝えたい、時代を超えた普遍の愛の形

宮崎駿監督「風立ちぬ」が大ヒットし、再び注目を集める作家・堀辰雄。ぜひ若い人にも、映画を観るだけでなく、堀辰雄の愛にあふれる作品世界に触れて欲しいと、刊行しました。
この文庫に収録されている作品は、「風立ちぬ」と「菜穂子」。映画のモチーフとなった「風立ちぬ」の物語を楽しめると同時に、映画「風立ちぬ」の主人公の名前となった「菜穂子」という作品を併せて読める、他にはない文庫となっています。堀辰雄の作品世界のみならず、宮崎監督へ思いをはせながら読んでみるのは、いかがでしょうか。
カバーは、累計1200万部を誇る大ヒット漫画「僕等がいた」を執筆された小畑友紀氏にお願いし、堀辰雄の世界を美しく透明感溢れる、そして今までにない装画で飾ってくださっています。
明治、大正、昭和、平成という時代の流れは変わっても、人を愛するという気持ちに違いがないということ、誰かを守ることで、自分が守られ強くなれることを感じる作品です。どうして今、堀辰雄作品なのか、是非一度手に取って読んでみてください。


【編集担当からのおすすめ情報】
以前、読んだはずの「風立ちぬ」。今回、再読にもかかわらず新たな発見の連続でした。全体を取り巻く透明な空気感、一途な思い、文体も物語も登場人物もすべてひっくるめて、2人といない堀辰雄という作家の溢れんばかりの才能を感じます。そして、この本を刊行するにあたり、初めて読んだ「菜穂子」。「風立ちぬ」と、全く違う作品世界が繰り広げられています。この二つの作品と小畑友紀さんのカバー、新しい堀辰雄の世界を感じて欲しいです。

内容説明

重病に冒され、高原のサナトリウムで療養を続ける節子。婚約者である「私」は、美しい自然の中で、生と死に向き合いながら、献身的に節子を支える。「菜穂子」も同時収録。

著者等紹介

堀辰雄[ホリタツオ]
1904年東京麹町区平河町に生まれる。東京帝国大学国文科卒。室生犀星や芥川龍之介と親交を深める。30年「聖家族」を発表。その後、34年に「美しい村」、38年に「風立ちぬ」、41年に「菜穂子」を発表。自身も結核を患う。53年没(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

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aoringo

88
ジブリ作品の原案となった小説。昭和初期が舞台で、映画のような明るさはなく(観てないから分からないけどたぶん)、結核に冒された若い女性と婚約者の静かな愛の物語だった。山深い森や谷の自然の匂いが濃厚で常に生と死が漂っている、ちょっと重たい話。出てくる人も深く考えすぎだったりで純文学のような読みにくさがあったけど、こんな風にたまには深く人の心の中について考えを巡らすのもいいかなと思えた。2021/05/22

マッピー

23
「風立ちぬ」はまだ、節子とその父親の互いを思いやる心情とか、節子が語り手の私を精神的に支えようと努めるところなどがあるが、「菜穂子」に至っては、母と娘の冷たい断絶、夫婦の間の無関心、恋人への自分勝手な怒りなど、ちょっと読んでいてイライラした。解説も、この作品の解説は書けなかったのか、宮崎駿の映画について多くの文字を費やしているくらいだった。私が日本近代文学が苦手だからなのかな。サナトリウム文学を読むなら、『魔の山』で充分。宮崎駿の映画「風立ちぬ」には感動したけれど、今これを読むべき需要はあるのかなあ。2023/10/01

Mark

21
何と表現すべきであろうか。時間がまるでスローモーションのように儚く流れ、その流れに身を任せて時の移ろいを感じとる。不思議な感覚だが、それは紛れもなく生きていることの証。なんと切なくも儚い物語なのであろうか。死は愛を分かつのであろうか。また時間をおいて読みたい物語です。2013/12/04

miroku

13
美しくも儚く、他人のためにこそ、命は煌めく。2020/11/06

博多のマコちん

9
遥か彼方へ過ぎ去った高校時代に読んだことがあり、その時の好印象があってあの映画に触発されて7年前に読み直し。今回また改めて再読(再々?)。いつも変わらぬ印象は全編を通しての「静謐」さ。それと、主人公と数少ない登場人物たち各々が、常に自分を見つめている様子。「風立ちぬ」は「私」と婚約者節子とが生と死を見続ける姿が延々と綴られるも飽きることはない。「菜穂子」では程よくストーリー性が表出されていて少しリラックスすることが出来たが、二編から教えられたこと(雑駁で一言で言うなら)・・・「生」を真面目に生きること。2020/10/25

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