出版社内容情報
さだまさし初の自伝的実名小説、遂に文庫化
昭和30年代、長崎。カステラの香りに包まれた記憶の中には、明るくて,ちょっと迷惑で、それでも皆から愛された破天荒な父と、振り回された家族の姿があった――。シンガーソングライターとして作家として、家族を巡る珠玉の名作を紡いできたさだまさしが父に捧ぐ、「もうひとつの“精霊流し”」。2012年4月10日、自身の還暦誕生日に上梓された、著者初の自伝的実目小説が遂に文庫化。7月7日からNHKBSプレミアムドラマにて遂に連続ドラマ化(主演・遠藤憲一、脚本・羽原大介『パッチギ!』『フラガール』他)。この夏、日本中の涙を誘います。
【編集担当からのおすすめ情報】
今年7月17日、18日に前人未踏の4000回目のコンサート(武道館)を迎えるさださん。シンガーソングライター、小説家、MCとしてますますパワーアップする氏の記念碑的作品の文庫化です。。
内容説明
年末の全国コンサートツアーの間隙を縫って病床の父を見舞う日々。その脳裏に甦る、昭和三十年代、復興から笑顔が戻った長崎、十二歳でひとり上京した下町の人間模様―。カステラの香りとバイオリンの調べに包まれた記憶の中心には、報われず、辛酸を舐め続けても底抜けの明るさで乗り切っていく、身勝手で傍迷惑で、それでも皆から愛された破天荒な父と、振り回され続けた家族の姿があった。シンガーソングライターとして作家として、家族の風景、時間と季節の移ろい、いのちの煌めきをテーマに珠玉の名作を紡ぎ続けるさだまさしが父に捧ぐ、初の自伝的実名小説。
著者等紹介
さだまさし[サダマサシ]
1952年、長崎県生まれ。73年、フォークデュオ・グレープとしてデビュー。『精霊流し』が大ヒット。76年、ソロデビュー後も、『雨やどり』『関白宣言』『親父の一番長い日』『北の国から』など数々のヒット曲を生む。二十一世紀に入って小説家としての活動を開始(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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