小学館文庫<br> 欲望のメディア

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小学館文庫
欲望のメディア

  • 猪瀬 直樹【著】
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  • 小学館(2013/03発売)
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  • サイズ 文庫判/ページ数 503p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784094088083
  • NDC分類 699.21
  • Cコード C0195

出版社内容情報

映像革命を描いてネット社会到来を予言!

都知事になる以前からツイッターを始めていた著者。なぜインタラクティブな(双方向性の)情報発信にいち早く着目したのか? それは、戦後急速に普及したテレビの本質を、本書の執筆過程で研究しつくしたからだった。
テレビ草創期の技術者群像から、正力松太郎、力道山、田中角栄までを追い、映像のもつ魅力と利権を徹底検証。そして物語は、ネット社会到来の予兆ともいえる、あの事件の現場で結ばれる・・・。昭和から平成にかけて、緻密な取材と卓越した考察で日本の未来を予見した、「ミカド三部作」の完結編!
本書(小学館文庫版)に寄せられた思想家・東浩紀氏の文章が、その魅力を端的に表している。
《本書『欲望のメディア』では、日本のテレビはなぜかくも民放中心で娯楽中心のメディアとして育ったのか、という問いが立てられる。権力の構造について、大きなイデオロギーの分析から入るのではなく、日常でも出会う小さな謎から迫るそのアプローチは、猪瀬氏の仕事にあたかもミステリを読むかのような娯楽性を与えているとともに、氏の権力観の本質を示している。》(「解説 イデオロギーからアーキテクチャーへ」より)

欲望のメディア 目次

プロローグ

第一章 遠視鏡の夢
第二章 アメリカの光
第三章 日本式ネットワーク
終章 最期の開局

あとがき
小学館文庫版刊行にあたって(書き下ろし)

参考文献

解説 イデオロギーからアーキテクチャへ 東 浩紀(書き下ろし)

猪瀬 直樹[イノセ ナオキ]
著・文・その他

内容説明

テレビ技術の父・高柳健次郎、開局の椅子取りゲームを制した読売新聞社社主・正力松太郎、お茶の間にテレビを浸透させた力道山、系列化を推し進めた田中角栄…。多分野にわたるさまざまな人々の欲望を呑みこんで膨れあがったテレビというメディア。その全体像をつぶさに照らし、今に至るネット社会の到来を予見した画期的な日本近代論。

目次

第1章 遠視鏡の夢
第2章 アメリカの光
第3章 日本式ネットワーク
終章 最期の開局

著者等紹介

猪瀬直樹[イノセナオキ]
1946年生まれ。作家。道路公団民営化委員などを歴任し、2007年東京都副知事。2012年史上最多四三四万票を獲得し東京都知事に就任(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ころこ

34
本書には戦前のドイツと戦後の日本という対照が描かれています。ヒトラーのメディア戦略のひとつにテレビはありました。しかし、散漫で表層しか映さないテレビには、ラジオの声のようなイデオロギーを注入する装置としては失敗します。戦後、高柳健次郎が目指したテレビ国産化のような理想を尻目に、正力松太郎は戦後アメリカから輸入した技術で、民放初のテレビ放送網を始めます。出版資本がナショナリズムの成立に不可欠だとするアンダーソンの理論を借りると、正力のつくった放送網は、戦後日本をナショナリズムではなく欲望の基に成立させたとい2019/12/31

レフラー

2
圧倒的。自分がメディアの側に立つ人間になったことで、より鮮明に本書の意義が伝わってくるようだった。 テレビ放送黎明期の描写、そして国家との関係、グローバル社会との関係、すべてがいまの自分につながってくる。2020/11/10

オザワ

2
元東京都知事の猪瀬氏(@inosenaoki)による「ミカドの肖像」、「土地の神話」に続く近代日本論シリーズの第三弾。 正直、「ミカドの肖像」・「土地の神話」は読むのを途中でやめてしまったが、本書は面白かった。 終章にある「放送」と「通信」の違いによる衛星放送免許獲得の顛末などは、色々な学びがあると同時に、日本という国の構造的欠陥が浮かび上がっており特に印象に残った。2018/04/08

bittersweet symphony

1
96年の新潮文庫初版を未読本棚から。週刊誌連載ならではの小ネタをふんだんに散りばめながら(本書の面白い部分はこの小ネタの集積にあるともいえる)、一番この著者が興味を持っているのが利権の構造的な部分であるのがよくわかる。政治屋に化けたのも生理的にそういうものが性に合ったからだろう。2021/01/29

azur

1
フジ、日テレ、テレ朝、TBSのうち、一番早くできたのはどこか? 知らない人が多いのではないだろうか。30年前の本だが、テレビの歴史の記述としての価値は今も下がっていない。2020/04/12

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