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小学館文庫
坊っちゃん

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  • サイズ 文庫判/ページ数 224p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784094087871
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

出版社内容情報

夏目漱石×夏川草介文庫第二弾!

曲がったことが大嫌いで負けん気の強い坊っちゃんは、幼いころからいたずらを繰り返し、家族にうとまれ、可愛がってくれるのは下女の清だけ。学校を卒業し、四国の中学校に数学教師として赴任するが、江戸っ子気質に合わない嫌がらせに、辟易している。学校は、教頭の赤シャツをはじめろくでもない奴ばかり。気の優しいうらなり君が意に沿わない転勤をさせられ、唯一意気投合した山嵐が辞職させられそうにいたっては、黙っていられるものか。赤シャツの天下にはさせまいと、坊っちゃんがついに奮い立つ!
たぬき、赤シャツ、野だいこ、うらなり、山嵐。登場人物の名前も楽しい、漱石文学の決定版!


【編集担当からのおすすめ情報】
『神様のカルテ』に大きな影響を与えた夏目漱石作品!
前回『草枕』に続き特別解説は夏川草介氏(『神様のカルテ』著者)が担当。
(解説にかえて--『坊っちゃん』を読むということ--)収録。
カバーイラストは、『神様のカルテ』『草枕』と同じく、
人気イラストレーターのカスヤナガト氏が担当!
分かりやすい新注釈付きでおくる、夏目漱石作品の入門書!

内容説明

親譲りの無鉄砲で小供のころから損ばかりして居る―。曲がったことが大嫌いな坊っちゃんは、幼いころから喧嘩やいたずらを繰り返し、家族にずっとうとまれてきた。心配してくれるのは下女の清だけだ。物理学校を卒業し、四国の中学に数学教師の職を得るが、性格の変わろうわけもない。偉かろうが強かろうが、長いものに巻かれて生きてゆくわけにはいかないのだ。シリーズ二百五十万部のベストセラー『神様のカルテ』に大きな影響を与えた偉大な青春小説を、読みやすい新注釈付きでリニューアル。

著者等紹介

夏目漱石[ナツメソウセキ]
1867年東京生まれ。東京帝国大学英文科卒。英国留学後の1905年、『吾輩は猫である』を発表し、評判を呼ぶ。その後も『草枕』『三四郎』『こころ』など数々の名作を発表。国民的作家となる。16年没(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

kinkin

83
ストレートで曲がったことが嫌い、理屈や権威も大嫌い。「坊ちゃん」がのんびりとした田舎町で孤軍奮闘。様々な例えや江戸っ子らしい口調で語っていくテンポよさが小気味良かった。子供の頃の下女の清に可愛がられた。慕われ離れていく「坊ちゃん」に悲しむ清。ラストに再開でき喜ぶ清、この下り、ここが個人的には好きになった。彼を「坊ちゃん」と呼び、可愛がり愛した清がこの本のなかで一番大事な登場人物ではないかと思った。気になったのはその後の「うらなり」、彼のことは小林信彦氏が小説として書かれているようだ。こちらも読んでみたい。2016/01/06

テツ

21
先日知人と漱石の話をしたので久々に読み直し。生まれ育った江戸から離れて赴任したのは愛媛の松山。土地が変われど風土が変われど、自分の中の曲げてはいけない部分は決して曲げない坊っちゃんの活躍は何度読んでも気持ち良い。彼が曲がらずにいられる大きな理由である清の存在。家族との結びつきが薄い坊っちゃんの存在を愛してくれた清との再会が大好きだ。読み終わり色々と考えることも多いけれど、中高生くらいなら単純な娯楽小説として読んで貰えたら良いな。漱石は面白い。それに気づくとっかかりとして最適なのではないか。2017/02/12

17
ファンからしたら当たり前でしょうが、坊っちゃんとマドンナの接点がほとんどないことに驚きました▼「世の中に正直が勝たないで、外に勝つものがあるものか」「どうもあのシャツは只のシャツじゃないと思ってた」などと、カラッとした台詞回しが小気味いい▼上のことなかれ主義のせいで、仕事帰りに蕎麦も団子も食いにいけないなんて、坊っちゃんでなくともやる気がなくなる▼これが僅か1ヶ月の出来事とは、ハードだな...2018/08/23

魚京童!

13
http://kuzirappa.blog.fc2.com/blog-entry-1278.html2013/12/14

Maru

12
初めて最後まで読んだ気がする。 何故に坊っちゃんなのか? これには次に読む本と関係がある。♪2016/02/08

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