出版社内容情報
「ジョン・カーター」シリーズの最高傑作!
最愛の妻デジャー・ソリスの身を案じつつ地球で十年を過ごしたジョン・カーターは、再び火星に飛来した。彼が降り立ったのは緑色人や赤色人のあこがれる死後の楽園――イス川が流れ込むコルスの海のほとりだった。だが、そこは楽園どころか、奇怪な生物が跋扈し、残酷な白色人の支配する地獄のような世界であり、その白色人たちが至上の神と仰ぐ女神イサスは、実はよりいっそう残虐な黒色人の頭目の老婆だった。カーターは火星人たちの迷信を打ち破るべく女神イサスと対決する。一方、カーターを探してこの地獄を訪れたデジャー・ソリスは女神に捕えられ、カーターに恋する情熱的な白色人の女性ファイドールや、純情可憐な赤色人の娘サビアといっしょに、一年間のタイム・ロックがかかった太陽殿なる牢獄に閉じ込められてしまうが……。
本書は、〈火星シリーズ〉中屈指の傑作であり、さらに物語はスケールを増して第三巻のクライマックスに突き進む。
エドガー・ライス・ バローズ[エドガーライス バローズ]
著・文・その他
小笠原 豊樹[オガサワラ トヨキ]
翻訳
内容説明
十年の時を経て、ジョン・カーターは再び火星に飛来した。彼が降り立ったのは、火星人たちが憧れる死後の楽園―イス川が流れ込むコルスの海のほとりだった。だが、そこは楽園どころか、白色人が支配する残酷な世界であり、彼らが至上の神と仰ぐ女神イサスは、よりいっそう残虐な黒色人の頭目の老婆だった。カーターは、火星人たちの迷信を打ち破るべく、ついに女神イサスと対決する。一方、カーターの身を案じてこの地獄を訪れた最愛の妻デジャー・ソリスは太陽殿という牢獄に閉じ込められてしまう。“ジョン・カーター”シリーズ中の最高傑作ついに登場。
著者等紹介
バローズ,エドガー・ライス[バローズ,エドガーライス][Burroughs,Edger Rice]
1875年シカゴ生まれ。パルプ・マガジンに発表した空想的異郷冒険小説で人気を集める。代表作は『類人猿ターザン』で始まる二十冊余りの「ターザン」シリーズと『火星のプリンセス』で始まる十一冊の「火星」シリーズ。そのほかに金星や月、地底やアメリカ西部を舞台にした数多くの作品を書いた。1950年没
小笠原豊樹[オガサワラトヨキ]
1932年生まれ。翻訳家・詩人(岩田宏)。英語・フランス語・ロシア語を自在に操る名翻訳者として名高い。ドストエフスキー、チェーホフ、ナボコフの作品など、数多くの翻訳がある(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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爺
WHISKYCOKE
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蕃茄(バンカ)