小学館文庫 ゴーストカントリー

リー，パトリック【著】〈Ｌｅｅ，Ｐａｔｒｉｃｋ〉/瓜生 知寿子【訳】

小学館（2012/12発売）

• サイズ 文庫判／ページ数 477p／高さ 15cm
• 商品コード 9784094086515
• NDC分類 933
• Cコード C0197

出版社内容情報

SFスリラーの旗手パトリック・リー最新作

1978年3月、ワイオミングにある政府秘密機関タンジェントの施設跡に、
突如楕円形の裂け目が出現。
ブリーチと名付けられたその穴からは、
科学技術を駆使した不可思議な有体物(エンティティ)が放出されている。

70年後に時間移動が可能な有体物シリンダーを手にした
タンジェントの幹部ペイジは、
未来で行われた恐ろしいプロジェクトを阻止しようとするが、
何者かに拉致されてしまう。
かつての戦友トラビスに救出されたペイジは、
トラビスと共に70年後の世界で衝撃の事実を知る。

プロジェクトの首謀者は？ その目的とは？

大反響を呼んだ前作『ザ・ブリーチ』に続く、
SFスリラーの旗手パトリック・リーの最新作。

内容説明

１９７８年３月、ワイオミングにある政府秘密機関タンジェントの施設跡に、突如楕円形の裂け目が出現。ブリーチと名付けられたその穴からは、科学技術を駆使した不可思議な有体物が放出されている。七〇年後に時間移動が可能な有体物“シリンダー”を手にしたタンジェントの幹部ペイジは、未来で行われた怖しいプロジェクトを阻止しようとするが、何者かに拉致されてしまう。かつての戦友トラビスに救出されたペイジは、トラビスと共に七〇年後の世界で衝撃の事実を知る。プロジェクトの首謀者は？その目的とは？前作『ザ・ブリーチ』に続く、ＳＦテクノスリラーの話題沸騰作。

著者等紹介

リー，パトリック［リー，パトリック］［Ｌｅｅ，Ｐａｔｒｉｃｋ］
米国ミシガン州在住。映画脚本家を目指した後、小説家としてデビュー

瓜生知寿子［ウリウチズコ］
大阪府生まれ。通訳者を経て、現在は翻訳業。文芸書を中心に翻訳する（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

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[RIN]

読メの登録数の少なさに＾＾；。系統としては同じようなものだと思うのだが、ジェームズロリンズの人気と比べて何故？？３部作の第２部ではあるが、謎が続いていくというより次から次へと新たな謎の物体に現代人が振り回され俗世間の権力欲やら科学者の功名心やらが複雑に絡み合い結構面白いと思うのだが。。。ちょっとあれやこれや詰め込み過ぎでついて行くのは疲れるが、デビューシリーズとしては「書きたいこと、たくさんあったんだろうなぁ」と(笑)。

2016/01/20

[JACK]

◎ 異世界と繋がる空間の裂け目「ブリーチ」の管理組織を離れたトラビス。ある日彼の元に謎の女性べサニーが現れ、ブリーチから出現した有体物「シリンダー」を見せる。それは別の空間へ通じる穴を作り出すもので、その奥には荒廃した世界が広がっていた。この廃墟はどこなのか。べサニーをトラビスの元に送り込んだペイジの思惑とは。ハイスピードで繰り広げられるSFサスペンス第2弾。奇想天外なアイディアが魅力的。今回は有体物は主役ではなく、現代世界と廃墟の世界を行ったり来たりする小道具。なかなか贅沢な展開です。

2020/10/24

[新宿サブナード]

２時間後のドラえもんと４時間後のドラえもんと６時間後のドラえもんと８時間後のドラえもんがいっぺんにのび太の部屋に集合したくらい圧巻なストーリー展開。タイムパラドックス好きには堪りませんね。あと70年後のユマの光景描写は「壮絶」の一言。行ったことないけど。

2013/03/03

[藤中恭美]

初っ端からハラハラ度が全開という感じで、あの話の続篇なのに(笑)、ますます面白くなっていくのはどうしたことか(笑)　いや、もう、パトリック・リーって、新人ながらあっぱれな奴かもしれない。。。こういう話だから、スケールをでかくしようとする著者の気概が伝わってきて、それだけで読んでいて満足って感じだ。未来のペイジはなぜトラビスを殺せとメモで伝えたのかとか、いろいろと謎を引っ張る展開もいい。３部作ということで、次でいろいろな謎にも答えが出るのかも。久し振りに、次が待ち遠しいシリーズとなりました。

2013/01/31

[まなぶ（本コレクター）]

前作に続いて面白い。終盤のハラハラ体験はほんまに久しぶり。いいなぁ。映像化して欲しいな。70年後の世界。衝撃です。

2014/01/22