出版社内容情報
あの夏が終わるとき、ぼくらの青春も終わる
夏でも秋でもない今、夏が終わる瞬間。ぼくたちの引きのばされた青春も終ったのだろうか――モーテル0467は江の島を望む七里ヶ浜の丘にある。本当の名前は「七里ヶ浜ホテル」。祐介が、亡くなった父の後を継いでこのホテルの支配人になった頃、古い洋館の看板は剥げ落ちて、残されたのはHOTELの文字と0467-22-○○○○という電話番号だけだった。しかも、Hの文字はMと見分けがつかない。以来、ここは、「モーテル0467」と呼ばれるようになった。
祐介の”恋人未満”の同級生洋子、姉の七里、飲み仲間の俊也と健太、バーの主人・徹。そして長期滞在者の梅ばあさんに、ある日突然飛び込んできたハワイ帰りのおっさん竜二、家出してきた美女・詩織。どこかわけありな人たちを、湘南の四季を背景に生き生きと描いた傑作長篇小説。
解説は小説家の亀和田武さん。
【編集担当からのおすすめ情報】
夏に読みたい輝かしい青春の物語です。
内容説明
モーテル0467は、鎌倉の七里ヶ浜の丘の上にある小さなホテルだ。庭越しに江の島が見える。正式名称は「七里ヶ浜ホテル」だが、看板は剥げ落ち、残されたのはHとMの見分けがつかない“×OTEL”の文字と“0467”という鎌倉の市外局番だけだ。ホテルの支配人・祐介。祐介の恋人未満の同級生・洋子、姉の七里、飲み仲間の俊也と健太、バーの主人・徹。長期滞在客の梅ばあさん。ハワイ帰りのおっさん竜二。そして、家出中の美しい人妻・詩織。湘南の四季を背景に“引きのばされた青春”を生きる男と女を生き生きと描いた傑作長篇小説。
著者等紹介
甘糟りり子[アマカスリリコ]
1964年神奈川県横浜市生まれ。玉川大学文学部卒。都市に生きる男女をリアルに描いた作品で注目を集める(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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