出版社内容情報
松本大洋の人気コミック原作、ついに完結!
自らがおこした牢獄での小火騒ぎをきっかけに脱獄した木久地は、瀬能宗一郎暗殺を命じながら自分を売った水内藩の武士たちに復讐をはじめた。
木久地の動きにいち早く反応した、江戸の守護者を標榜する御輿大三郎であったが、あえなく討ち死にしてしまう。
友の死に、覚悟を決めた宗一郎は、木久地との私闘に決着をつけるべく、木久地の居場所を聞きに水内藩の隠れ家に出向くのだが、そこを木久地に急襲される。三度相まみえる宗一郎と木久地。
息をもつかせぬ攻防、その決着やいかに。
そして、小藩・水内の行く末や、いかに。
「こんな娯楽をやりたくて原作をお願いした」と松本大洋が語る、人気コミック原作書き下ろし時代小説、ついに完結!!
内容説明
復讐のために、決死の脱獄に成功した木久地は、宗一郎殺害依頼が信濃の小藩の御家騒動につながっていることを知る。宗一郎が御落胤であることに歪んだ憎悪を膨らませる木久地。一方、宗一郎は木久地の凶刃が友に及ぼうとするのを知り、父の形見「國房」を手に悲壮な覚悟で死闘に臨む。飢饉の貧村で地獄を見、殺戮に快楽を覚え、士分を騙り、刺客となった木久地の憎しみと両親を奪われた宗一郎の哀しみが激しく交錯する。
著者等紹介
永福一成[エイフクイッセイ]
1965年東京都生まれ。和光大学卒業後、東京仏教学院修了。僧侶。91年、第二四回ちばてつや賞優秀新人賞受賞作「カラード・ブルー」でデビュー後、漫画家として多数作品を発表。コミックス『竹光侍』で初の漫画原作を担当し、その小説版で作家デビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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