出版社内容情報
認知症の母を抱えた息子の葛藤を描く感動作
韓国本土から遠く離れた孤島・クミョンで、灯台守として生きる男・ジェウ。生まれる前に父を亡くし、母親に女手一つで育てられたが、母は幼いころから長男である兄ばかりを尊重し、そのため次男の自分は将来の夢も、幼いころからの恋もあきらめざるを得なかった。そんな母に絶望し、家族も世間も捨てて8年になる彼のもとに、兄から電話がかかってくる。母が会いたがっているというのだ。ためらいながらも兄の家を訪れたジェウを待っていたのは、アルツハイマー病を患い、息子のことすら分からなくなった母だった。兄と姉に押しつけられ、クミョン島に母を引き取るジェウ。灯台守という過酷な仕事にもかかわらず、母の行動に翻弄させられ、いらだちを募らせる日々。そんなある日、クミョン島に激しい嵐が襲いかかる……。
内容説明
韓国本土から遠く離れた孤島・クミョンで、灯台守として生きる男・ジェウ。母親に女手ひとつで育てられたが、母は兄ばかりを尊重し、ジェウは将来の夢も恋もあきらめざるを得なかった。母に絶望し、家族も世間も捨てた彼のもとに、兄から母が会いたがっているという連絡が届く。ためらいながら本土を訪れた彼を待っていたのは、認知症を患い息子のことすらわからなくなった母だった。母を引き取るも、その行動に翻弄させられ、苛立ちを募らせる日々。そんなある日、クミョン島に激しい嵐が襲いかかる。『グッドライフ』の原作者が描く、家族の愛と葛藤の物語。
著者等紹介
チョチャンイン［チョチャンイン］
趙昌仁。ソウル生まれ。韓国の中央大学および同大学院で文学を専攻。雑誌社や新聞社の記者を経て、作家に。２０００年に発表した『グッドライフ』が、二百万部の大ベストセラーになる。以降、核家族化した現代社会の中で、家族愛の意味を問う作品を発表し続けている
金光英実［カネミツヒデミ］
静岡県生まれ。清泉女子大学西語西文学科卒業。韓国の中央大学大学院最高経営者課程修了。現在はドラマの翻訳やエッセイの執筆などを行う（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
kuwagata
ほずみ
